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マイルス・デイヴィス/プラグド・ニッケルのマイルス・デイヴィス1965
JAZZ Trumpet
2004年10月31日
Miles Davis/ The Complete Live At The Plugged Nickel 1965
こんにちは。今日はマイルス・デイヴィスの60年代の伝説のライブ盤です。パーソネルは、マイルス・デイヴィス(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。1965年12月シカゴ、プラグド・ニッケルで録音。
上に写真付きで紹介したCDは2日間に渡る演奏をすべて収録した7枚組のボックスセットですが、元々一番最初に発売されたのは2枚組として76年に日本でCBS・ソニーから発売されています。私は学生の頃にそのVol.1とVol.2をレコードで購入し、Vol.2でのStella by Starlightのウェイン・ショーターのソロに魅了されまして大の愛聴盤となりました。7枚組のコンプリート盤が出るまでの経緯は複雑ですが、こちらのサイトに詳細が記されています。→MILES DAVIS AT THE PLUGGED NICKEL, CHICAGO, IL, 1965
マイルス・デイヴィスのこの時期の録音は、64年にフィルモア・ホールでの2枚のライブ盤、フォア・アンド・モアとマイ・ファニー・バレンタイン、それにやはりライブ盤のイン・東京、イン・ベルリンの計4枚があります。65年は病のために10ヶ月間演奏活動ができず、このシカゴでのライブではその鬱憤が発散されるかのような演奏で、64年のライブ盤とは全く趣の異なるジャズになっています。64年に加わったウェイン・ショーターの個性が見事に開花しており、トニー・ウィリアムスのドラミングと相まって当時のフリージャズ の匂いを漂わせながらも微妙にバランスを保つジャズ本来の魅力である即興性のスリルと緊張のある演奏です。ジャズ・ライブ好きの私にとっては最大限の賛辞を捧げたくなる名演です。
この後のマイルスはこのレギュラー・グループを率いてショーター色の強い黒魔術的なアルバムを何枚か発表して69年以降のエレクトリック・サウンドへとひた走ることになります。このプラグド・ニッケルでのライブはそれまでのモダン・ジャズの本流からの飛躍の第1ステップであり、その後の奔放で自由な音楽の源流をなすものとして貴重な録音と言えるでしょう。
Amazon.comで試聴できます。→Miles Davis/ The Complete Live At The Plugged Nickel 1965
JR.comでも試聴可。 → Highlights From The Plugged Nickel
→ Complete Live At The Plugged Nickel 1965
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キース・ジャレット/アップ・フォー・イット
JAZZ Piano 1
2004年10月29日
Keith Jarrett/ Up for It
こんにちは。今日はキース・ジャレットのスタンダード・ライブ盤です。今や大御所のキース・ジャレットのピアノは安心して耳を傾けらる類のジャズ音楽ですね。若い頃の妥協のない斬新な演奏も悪くはないのですが昨今の少しアクのとれたリラックスしたスタンダード演奏に私はずっと拍手を送ってきました。このアップ・フォー・イットはそうしたキースの絶妙なバランスあるピアノ・トリオ・ジャズの凝縮されたエッセンスが聴ける最右翼の名盤だと思います。パーソネルは、80年代からのレギュラー・トリオで、キース・ジャレット(p)、ゲイリー・ピーコック(b)、ジャック・デ・ジョネット(ds)。2002年7月フランスのアンティーブ・ジャズ祭におけるライヴ録音。
キース・ジャレットの70年代の音楽にはあの有名なケルン・コンサートなど何枚かのソロ・アルバムが典型としてありますが、私にはなぜかあまり感心がなく、"生と死の幻想"とかよりジャジーな音楽に興味を持っておりました。その自由な即興性と長いフレージング構築にはなるほど天才とうならせるものを感じましたが日常的に愛好する類のものではありませんでした。それがこの90年代以降のスタンダード演奏には私の求める何かが確かに感じられるのでした。そこには耳になじんだメロディーが達人の手さばきで料理されていまして、そのピアノ・トリオから放たれる音楽は、決して俗に流されることがなくしかも芸術的な品があり、かつ極上のエンターテイメントがそこはかとなく香り立っているのでした。
例えば、3曲目の有名なバラード My Fanny Valentine を聴いてみていただけるとよいかと思います。フレーズのディテイルがスパイラル状に少しづつ深まってゆくさまが手にとるようにわかりますが、聴く側はその尋常でない混沌の海に引き込まれてゆくことになるのですね。そして終いには引くに引けずに身を任せて漂うしかないのですが、その心地良さといったら何というのでしょう、この境地は即興音楽としてのジャズの魅力が存分に実感できるというものです。これこそがキース・ジャレットの真骨頂なのでしょう。私はこの世界を今まで認知しなかったことに後悔しています。もっと早くに浸るべきであったと。
今年もあと2ヶ月くらいとなりまして年々1年が短くなるなあと実感していますが、2004年はこのキース・ジャレットの名盤と、あとアーマッド・ジャマルのポインシアナ・リビジッテドに出会えたことが記念すべきこととなりそうです。年々感動の機会は減ってゆきますが、新たな地平を見出してゆくこと、発見の喜びは尽きることのない楽しみです。今日もウイスキーを片手にパソコンに向かいバックにキースの今日のアルバムを聴きながら書いているのですが、金曜で明日と明後日は休みという背景もあって、夜更けの深まりとともにじんわりと気分が高揚してくるのでした。最後の枯葉まで約70分が過ぎようとしています。キースさんご苦労さん、ありがとね。拍手々々。
1. If I Were A Bell
2. Butch & Butch
3. My Funny Valentine
4. Scrapple From The Apple
5. Someday My Prince Will Come
6. Two Degrees East, Three Degrees West
7. Autumn Leaves
8. Up For It
Keith Jarrett (p), Gary Peacock (b), Jack DeJohnette (ds).
Amazon.comで試聴できます。→Keith Jarrett/ Up for It
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Keith Jarrett/ Up for It
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ジョン・コルトレーン/オレ!コルトレーン
JAZZ Sax 1
2004年10月27日
John Coltrane / Ole Coltrane
こんにちは。今日はジョン・コルトレーンです。学生時代に何度このオレ!を聴いたことでしょう。思い出のいっぱい詰まったレコードです。BlueNote系のハード・バップを1~2年くらい毎日のように聴いてきますと、コルトレーンの少し斬新な音宇宙がとても新鮮に感じられるのでした。このオレ!コルトレーンはその典型です。パーソネルは、フレディ・ハバード(tp)、エリック・ドルフィー(as,fl)、ジョン・コルトレーン(ss,ts)、マッコイ・タイナー(p)、アート・デイヴィス(b)、レジー・ワークマン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。1961年録音。Atlanticレーベル。
ハードバップを浴びるように聴いてジャズのエッセンスを吸収した20才台の私の耳には60年代初頭のコルトレーンの音楽はとても新鮮に感じられました。その頃のコルトレーンは辛酸労苦の末にサックス奏者としての最高のレベルに達していまして、60年代初頭より明らかに新たな音楽性の発露を模索している段階であったようです。それが奏法としてのシーツオブサウンズや音楽性としてのアフリカ回帰の路線なのでした。
このオレ!コルトレーンはその道程に位置する興味ある録音です。どちらかと言えばまだ端境期に当たりオーソドックスな感覚がむしろほどよく残っていまして、初心者の私にも楽しめる音楽になっているように思われます。Soul Trane、Giant Steps、My Favorite Things、Ole Coltrane、Live at the Village Vanguard、Love Supreme、と続く、コルトレーンの軌跡はジャズ全体の変遷、さらにはモダン・ジャズの歴史という点においても一つの重要な位置を占めていると思われるのですね。
いまだによく聴くアルバムなのですが、1曲目表題曲でのコルトレーンのソプラノ・サックス、3曲目アイシャでのマッコイ・タイナーのピアノが聴きものです。
1. Olé
2. Dahomey Dance
3. Aisha
4. To Her Ladyship
iTunes Music Store では試聴可能。→
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ John Coltrane / Ole Coltrane
関連エントリーはこちら。
→ セロニアス・モンク/ウィズ・ジョン・コルトレーン(1957)
→ ジョン・コルトレーン/ブルー・トレーン(1957)
→ ジョン・コルトレーン/ソウル・トレーン(1958)
→ ジョン・コルトレーン/ジャイアント・ステップス(1959)
→ ジョン・コルトレーン/マイ・フェイバリット・シングス(1960)
→ ジョン・コルトレーン/プレイズ・ブルース(1960)
→ ジョン・コルトレーン/インプレッションズ(1961)
→ ジョン・コルトレーン/ライブ・アット・ザ・ビレッジ・ヴァンガード(1961)
→ ジョン・コルトレーン/コルトレーン(1962)
→ ジョン・コルトレーン/ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマン(1963)
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キャノンボール・アダレイ/サムシン・エルス
JAZZ Sax 1
2004年10月26日
Canonball Adderley/ Somethin' Else
こんにちは。今日はキャノンボール・アダレイです。有名な"サムシン・エルス"ですね。パーソネルは、マイルス・デイヴィス(tp)、キャノンボール・アダレイ(as)、ハンク・ジョーンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(ds)。1958年録音。Blue Noteレーベル。文句なしの名盤です。1曲目の"Autumn Leaves(枯葉)"など典型的なモダン・ジャズのエッセンスが聴ける名演です。
このアルバムはマイルス・デイヴィスがむしろ実質的なリーダーなのですが、他社専属のマイルスをブルーノート盤のリーダーにすることは契約上できず、キャノンボール・アダレイのリーダー・アルバムとして世に出ることになりました。ハンク・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、アート・ブレイキーといった大御所達に囲まれてオーソドックスだけど自由で自在なC・アダレイのアルト・サックスと思慮深いマイルスのペットが好対照をなしてご機嫌なモダン・ジャズに仕上がっています。
ジャズの入門編としては格好の題材です。ジャズのベテランもたまに聴く定番でしょう。"たまに"といのは微妙ですが私個人的には年に2回くらいですかな。随所の名フレーズが頭にこびりついていますので年数回でも存分に味わい尽くすことができるというものです。音楽のメロディといいますのは記憶として残りやすい類のものですが、繰り返し聴くというのはそのフレーズから呼び起こされる快感を再確認して記憶としてより強いものにする過程そのものです。ですから長年かけて聴き続けることでその感覚を維持する、あるいはより強度を増したFootPrintとするのですね。その確認過程自体が快感ですし、複雑だけど魅力的なメロディ、例えばA・C・ジョビンの曲などは記憶できるまで時間がかかりますが、記憶に刻まれますとそれを確認しながら深めてゆく作業が快感そのものになるのですね。なんてね。ほんまかいな?(笑)。
1. Autumn Leaves
2. Love For Sale
3. Somthin' Else
4. One For Daddy-O
5. Dancing In The Dark
6. Bangoon - (bonus track)
JR.comでは試聴可能です。→Canonball Adderley/ Somethin' Else
Amazon.comでは試聴OK。→ Canonball Adderley/ Somethin' Else
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Canonball Adderley/ Somethin' Else
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:04
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ズート・シムズ/ズート
JAZZ Sax 1
2004年10月24日
Zoot Sims/ Zoot
こんにちは。今日はズート・シムズです。白人テナー奏者として50年代から活躍してきた著名ジャズマン。この"ズート"はズート・シムズの痛快なワン・ホーン・アルバムでして長く私の愛聴盤です。パーソネルは、ズート・シムズ(ts, as)、ジョン・ウィリアムス(p)、ノビー・トッター(b)、ガス・ジョンゾン(ds)。1956年NYにて録音。
ズートはバップ系ではスタン・ゲッツと並ぶ名テナーです。その豪腕でごりごり行きます。テクニックと歌心に支えられたご機嫌なノリですので聴く側としては安心して没入できます。50年代のジャズの魅力を最大限に捉えたアルバムがこの"ズート"です。あの寺島靖国さんもその著書「JAZZリクエストノート」の中で、1曲目の「9:20スペシャル」あたりはまさにモダン・ファンにとってのキング・オブ・スィングの称号、これはズートのためにある、とお書きになっています。
これはその明るいテナーの音に包まれてそこらに寝転んで聴くモダン・ジャズです。それにピアノの音がやたらに抜けていて心地よいです。ジャズ・ファンならこのズート・シムズを一度は堪能せねばならないでしょう。それはこのズートのジャズを知らずしてモダン・ジャズを語ることの無謀さをぬぐいきれないと思うからです。
1.9:20 スペシャル
2.ザ・マン・アイ・ラヴ
3.55th・アンド・ステイト
4.ブルー・ルーム
5.ガスズ・ブルース
6.ザット・オールド・フィーリング
7.ボヘミア・アフター・ダーク
8.ウディン・ユー
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Zoot Sims/ Zoot
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アーマッド・ジャマル/ポインシアナ・リビジッテド
JAZZ Piano 1
2004年10月23日
Ahmad Jamal/ Poinciana Revisited
こんにちは。今日はアーマッド・ジャマルです。50年代よりスタイリストとして活躍してきたピアニストです。このアルバムは私にとって最近数ヶ月で最もよく聴いているアルバムなのです。58年のライブ盤"ポートフォリオ・オブ・アーマッド・ジャマル"もよく聴きますが。パーソネルは、アーマッド・ジャマル(p)、ジャミル・スリーマン(b)、フランク・ギャント(ds)。1969年、ニューヨーク「ヴィレッジ・ゲイト」にてライブ録音。
マイルス・デイヴィスやキース・ジャレットが絶賛したと言われるアーマッド・ジャマルのピアノ・スタイルは、シンプルな単音を特徴とする独特の雰囲気を持つ当時のビバップ・イディオムとは一線を画する孤高の類のものです。マイルス・デイヴィスは50年代のレギュラー・クァルテットのピアニスト、レッド・ガーランドにジャマルのように弾くことを要請したと言われます。また。K・ジャレットは先の"ポートフォリオ・オブ・アーマッド・ジャマル"に完全に魅了されたとNewYorkTimesで証言しています。
この69年録音のライブ・アルバムでは有名なPoincianaが聴かれますが、他にもHave You Met Miss Jones?やLament、それにTheme from Valley of the Dolls、Frank's Tuneなど魅力的な演奏全7曲が収められています。50年代に比べて多弁になった感がありますが、その構成やメロディックセンスにはより洗練されたエンタテイメント性が加わって味わい深いものがあります。特にブルース調の曲での淡白な味覚には聴くほどにやみつきになりますね。じんわりと馴染んできましてそれが積み重なることで豊饒感に満たされてゆくのです。
1. Have You Met Miss Jones?
2. Poinciana
3. Lament
4. Call Me
5. Theme from Valley of the Dolls
6. Frank's Tune
7. How Insensitive
Ahmad Jamal(p), Jamil Sulieman(b), Frank Gant(ds).
Recorded at 'Village Gate' NY 1969.
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Ahmad Jamal/ Poinciana Revisited
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:22
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ハロルド・ジェニーン/プロフェッショナル・マネージャー
_books (business&life)
2004年10月21日
プロフェッショナル・マネージャー/ハロルド・ジェニーン(著) (2004/05/15)
こんにちは。今日もビジネス書です。ITTという世界的巨大企業の社長兼最高経営責任者(CEO)として58期(約15年間)連続増益を成し遂げ、超優良企業に仕立て上げた経営者ハロルド・ジェニーン氏の自叙伝のような経営回想録です。1985年刊行のものが今年になって復刊されたもの。
今をときめく柳井正氏(ファーストリテイリング会長)が「これが私の最高の教科書だ」と推薦の巻頭文を記しています。柳井氏は84年にユニクロ1号店をオープンし翌年2号店をオープンさせた丁度その頃にこの本に出会い、一読して、「僕がやってきた経営は違う」「僕の経営は甘い」「経営するとはこれだ」と衝撃を受けたとのことです。
そこには、次のような概念が示されていたのです。「本を読むときは初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めてそこへ到達するためにできる限りのことをするのだ」と。すなわち、「経営はまず結論ありき」であって、最終的に何を求めて経営していくかを決め、そこから逆算して、結論に至る方法を考えられる限り考え、いいと思う順に実行する。そして、実行の足跡と結論を比較し、修正していく。「そうすれば、大概のことはうまくいくんだよ」というジェニーン氏のメッセージを柳井氏は確かに受け取りました。
柳井氏は「わが社を今までにない革新的な企業にしたい」という願望を持ち、社員に宣言します。「今から本格的にユニクロを全国にチェーン展開します。毎年30店舗ずつ出店し、3年後には100店舗を超えるので、株式公開を目指します。」と。そして、実際、次々と目標を達成し、今のユニクロの大成功につながってゆくのです。
柳井氏はさらに言います。本書には「経営はまず結論ありき」という経営を実践するためのノウハウや対処法、心構えが具体的に記されています。組織の活かし方や経営者の条件、リーダーシップ、企業家精神といった大局観に基づく話から、「エクゼクティブの机」(第7章)といった情報の見方の話まで、飽くことなく、一気に読み進められるでしょう、と。
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常盤文克/モノづくりのこころ
_books (business&life)
2004年10月20日
モノづくりのこころ/常盤文克(著)
こんにちは。今日はビジネス書です。常盤文克氏は90年に花王(株)の社長、97年に会長、2000年から02年まで特別顧問となられ、現在はあおぞら銀行などの社外取締役をなされています。ビジネス書もここ数年毎年のように出版されており、メーカー企業の名経営者としての経験とそれに基づく卓見を名文でもってご開帳されています。
この「モノづくりのこころ」という本は、今話題の技術経営(MOT)の解釈として、技術に軸足を置くモノづくりのあり方を経営の立場から問うものと定義し、日本の文化や伝統、さらには東洋の英知や思想を踏まえたモノづくりの原点について著者なりの論考を示されたものです。いわば、新規事業立ち上げや新製品開発というメーカー企業にとっての重要経営課題におけるマネジメント方法論についてわかりやすく説かれている本というわけです。
花王(株)といえば高収益を続ける日本を代表するエクセレント・カンパニーの一つです。洗剤のアタック、クイックルワイパー、食用油エコナなど、革新的な大型ヒット商品が生まれています。また一時はフロッピーディスクの大手でもありました。これらの成果の源を辿りますと、サイエンスを大事にする、研究とマーケッティングが一体であるといった、先駆的な企業文化に行き着くようです。これは先代の丸田芳郎というカリスマ経営者がその基礎を築いたといわれています。
この本は優良企業のトップが自らその種明かしをしているという側面があるわけです。根本をなす思想的な部分が重要です。小手先でなく信念にまで昇華されてはじめてそのほんの一部が実を結ぶのでしょう。それと特筆すべきは達意の名文だということです。本意が自然に伝わってきます。あと、著者の積極的な発信の姿勢には感謝と敬意を表したいと思います。
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投稿者 Jazz Blogger T : 18:25
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江上節子/日経産業新聞パネル討論
_others
2004年10月19日
今日は日経産業新聞10/18号に掲載された「企業における創造性」に関する特集記事から抜粋をご紹介します。別刷の特集号の中に「創造性のある企業とは何か」と題したパネル討論が掲載されておりました。
パネラー: 江上節子(東日本旅客鉄道フロンティアサービス研究所長)
軽部征夫(東京工科大学バイオニクス学部学部長)
藤沢義之(メリルリンチ日本証券会長)
司 会 : 高橋 誠(創造開発研究所理事長)
上記の著名人4名によるパネル討論ですが、江上節子さんという方の発言が的を得ていると思いまして、以下、ここに抜粋してお届けしたいと思います。討論ですので話題・文脈がありまして、その途中だけ抜粋しますと少し違和感があるかもしれませんが、それを承知の上で掲載させていただきます。まっとうな現場感覚といいますかリアルな感触にいたく共鳴したものですから。
〔略歴〕
えがみ・せつこ
早大文学部卒。リクルートで「とらばーゆ」や「週間B-ing」などの編集長を務め、現在は東日本旅客鉄道フロンティアサービス研究所長。公職として、中央教育審議会委員、厚生労働省能力開発分科会審議委員など。
(談)
個人だけが突出した能力を発揮しても、組織の構造化された知識として蓄積されないと常に個人だけが浮き上がる。企業全体としても強くならない。組織が体系化し、個人の能力をどう取り込んでいくか、という仕組みづくりが非常に重要だと思う。
日本の多様性は遅々としてしか進まない。いまの社会集団の仕組みからみれば、個人の強さと集団の強さを両方追わなければいけない。
ただ、個人を排除するような文化や仕組みだけは絶対につくってはいけない。常に個人の創造性や異質な価値観を育て、そこから得たプラスアルファを組織に落とし込む循環型の集団を強くする。個人も強くしていく考え方と企業のマネジメントが必要だと思う。
情報技術(IT)を活用している産業、企業では戦略的思考性、高度専門知識、革新性という三つの要素が求められている。革新性とは社会の変化に対応して、新しいパラダイムを切り開いていく考え方を持っていることだ。
インターネットの普及を背景に、世界中の専門的な文書が簡単に入手できるようになり、企業の仕事の知的水準や知識の構造化が高まった。そこで求められるのは高度な専門性だ。構造化、専門化された知識を創造的に事業に組み立てていくために必要なのが戦略性だと思う。
日本は同質化した社会のため、これまで集団で個人が戦略を前面に押し出しすぎると疎外感を味わうことがよくあった。だが、これからは違う。我々はいま戦略的思考性や戦略力を学ぶ段階にきていると思う。
マネージという言葉は「どう御する」という言葉から出てきている。リーダーは「道を指し示す人」という原義がある。進むべき方向を明確に決め、行くと決定して指し示すことができる人がリーダーではないか。それをいかに実現するかはマネージャーが考えればよい。
(中国の初代首相)周恩来氏は三千年の歴史を考えた上で、いくべき道を決めたといわれる。リーダーには歴史的な思考力を持つことも必要ではないか。
自分がかかわるビジネスがこれまでの歴史の中でどういうところに位置し、それがどう変化していくか、常に歴史的思考の中で考えることが重要だと思う。
囲碁に「着眼大局、着手小局」という言葉がある。物事を大きくとらえ、問題があれば小さいところから改善していくという意味だ。日本では海図がなく、つい業界の問題や目先の利益率に思いが向き勝ちだ。
経営者の最終選択には必ずその人の人生における生き方の価値観が出る。自分と経営者との役割を割り切ってやることはまずできない。自らの生き方を賭けて何をしようとしているのか。どう生きようとしているのか。それが最終的にその企業の意思決定に表れると思う。
企業にとって創造性とは何かを考える場合、異質な価値観を持つ人材をどれだけ抱えることができるかどうかが大きなポイントだと思う。創造性は既存の認識や価値、体系に対し、どれだけ新しい価値観や枠組み、視点を提供できるかということ。何よりも違った価値観を持ち、強烈な問題意識をもっていることが重要だ。
創造性の前提はまず、問題意識を持っているかどうか。問題意識をもてるかどうかは、その人間の価値観に左右される。問題意識を持っていると問題を簡単に発見できる。発見したら、その問題を分析する。その際にも既存の方法ではなく、既存の概念を分解し、異質な方法で再構成してみることが必要だ。
私はリクルートで転職を中心とした仕事情報誌の編集長をしてきた。供給者が出す情報と生活者が求める情報には大きなギャップがあった。そこに市場があるという発想に立ち、お互いのニーズを情報で集約して「情報誌」というビジネスをつくった。
創造性にはある程度高い思考密度を持っている人が必要になる。問題を解決するには豊富なアイデアが出てくるような発想力の豊かさが必要だ。創造性を実現する異質な価値観や専門性、技能、技術、経験を持った人たちをいかに企業に抱えることができるかだ。
受容的な組織文化をつくれるかどうかも創造性の重要なポイントだ。企業は大きくなるほどピラミッド型になる。製造業やサービス産業でも大規模になればピラミッド型でないと動かすことができないため、どうしても権力志向の強い組織になる。
すると人事システムはどうしても減点主義になる。権力的な上下関係で向き合うから、新しい発想や新しい問題提起は排除するような職場環境になってしまう。
受動的な組織文化をつくるには、リーダーシップが重要だ。リーダーが創造性を発揮する部隊や組織、方法論、新規事業をある程度守らないと、創造性をつぶしてしまう。リーダーがどんな価値観を持ち、どういう方向に企業や事業を持っていきたいのか、という強いビジョンと指導力が必要だ。
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セロニアス・モンク/ミステリオーソ
JAZZ others 1
2004年10月16日
Thelonious Monk/ Misterioso
こんにちは。今日はセロニアス・モンク・クァルテットのライブ盤です。このところ我ながらライブ盤が多いかなと多少驚いています。日常的に愛聴しているアルバムにライブが多いというのは以前より薄々感じていましたが、これほど顕著なことになってくるとは意外ではあります。パーソネルは、セロニアス・モンク(p)、ジョニー・グリフィン(ts)、アーマッド・アブダル・マリク(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。58年録音。場所はあの有名ジャズ・クラブのファイブ・スポットです。
このアルバムはジャズの良さを少し理解しはじめた比較的早い時期、大学1年くらいの頃に中古レコードとして購入しました。大阪千日前のワルツ堂というレコード店だったと思います。1000円か1200円くらいでしょう。モンクのアルバムに接したのはこのアルバムがはじめてでした。それ以来長く聴き込んできた我が愛すべきアルバムです。モンクの代表的な名盤には"ブリリアント・コーナーズ"や"モンクス・ミュージック"など多数ありますし、ピアノ・ソロやトリオにも名盤があります。それらも何枚かはよく聴いてはいます。その中でこの"ミステリオーソ"はそれほど高い評価はされていないようですが、私にとってはジャズの素敵な点を教えてもらった貴重なアルバムです。ジャケットはデ・キリコの「予言者」ですね。
モンク作曲のおもしろい曲調を題材にしながら、リラックスした雰囲気の中、まさにモンクの音楽が満ち溢れています。ジョニー・グリフィンのテナーが素晴らしい出来で名演を聴くことができます。白熱のライブ盤です。ちなみにトリオでは"プレイズ・デューク・エリントン"が大好きです。これもあまり著名ではありませんがね。
1. ナッティ
2. ブルース・ファイヴ・スポット
3. レッツ・クール・ワン
4. イン・ウォークト・バド
5. ジャスト・ア・ジゴロ
6. ミステリオーソ
7. ラウンド・ミッドナイト
8. エヴィデンス
iTunes Music Store では試聴可能です。→
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Thelonious Monk/ Misterioso
関連エントリはこちら。
→セロニアス・モンク/プレイズ・デューク・エリントン
→セロニアス・モンク/アローン・イン・サンフランシスコ
→セロニアス・モンク/セロニアス・ヒムセルフ
→セロニアス・モンク/ウィズ・ジョン・コルトレーン
→セロニアス・モンク/ストレート・ノーチェイサー
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:14
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ビリー・ホリデイ/アット・ストリーヴィル
JAZZ Vocal
2004年10月15日
Billie Holiday at Storyville
こんにちは。今日はジャズ・ボーカルの巨星レディ・デイことビリー・ホリデイです。ボストンの有名ジャズ・クラブの"ストリーヴィル"でのライブ録音です。1~7曲がCarl Drinkard(p)、Jimmy Woode(b)、Peter Littman(ds)、53年録音。8~13曲がStan Getz(ts)、Buster Harding(p)、John Fields(b)、Marquis Foster(ds)、51年録音。
ビリー・ホリデイの歌は少しとっつきにくくて好き嫌いの別れる類のものだと思います。私も実のところ大好きというほどではありませんがこのアルバムのアット・ストリービルだけは大のお気に入りです。特に前半の53年録音がたまらなく好きです。30年代から活躍している歌手ですので著名なアルバムはいずれも低音質なのですが、この53年録音は十分に聞けます。ジャズ好きの方になら自信を持ってお勧めできるアルバムです。
1曲目から7曲目には、ミデイアム・テンポのスタンダードが並びます。途中に挟まれる司会J.マコーランスの語り、ビリーと客席との掛け合い、それにピアノのキーへの注文など、ジャズクラブの雰囲気がダイレクトに伝わってきます。どの曲も大変素晴らしい出来です。鼻歌のように聞こえる粋なジャズ・センスは極上のジャズ・テイストをふんだんに含んでいます。苛酷な人生経験を積んだからこそ云々ということがよく言われるビリー・ホリデイですがここではそのことを全く気にせずに純粋にその音楽に感動することができます。7曲目の"ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド"が特にお勧め。
1. I Cover The Waterfront(3:25)
2. Too Marvelous For Words(2:13)
3. I Love You Porgy(3:10)
4. Them There Eyes(1:58)
5. Willow Weep For Me(4:13)
6. I Only Have Eyes For You(2:10)
7. You Go To My Head(3:28)
米amazonでは試聴OK。→Billie Holiday at Storyville
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ご購入はamazon.co.jpでどうぞ。→ Billie Holiday at Storyville
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ハンプトン・ホーズ/オールナイト・セッションVol.1
JAZZ Piano 1
2004年10月14日
Hampton Hawes/ All Night Session Vol.1
こんにちは。今日はピアニストのハンプトン・ホーズです。パーソネルはハンプトン・ホーズ(p)、ジム・ホール(g)、レッド・ミッチェル(b)、バズ・フリーマン(ds)。56年録音。何を聴こうかと迷ったときにこのアルバムをよくターン・テーブルに載せてきました。決して期待を裏切ることはありません。ごきげんなバップが聴けます。
私にとってピアノ・トリオなどの小コンボのピアノ演奏は最も好ましいジャズ形態です。このハンプトン・ホーズのピアノは小気味よくスイングすることでは間違いなくこの時期の筆頭格です。その代表アルバムは一般的にはこちらではなくハンプトン・ホーズ・トリオVol.1~2の方でしょう。個人的にはこちらのアルバムの方を圧倒的によく聴いていますが。ジム・ホールのギターとのコンビネーションが抜群に相性がよく、それにレッド・ミッチェルのベースも冴えていて申し分のない出来だと思います。
1曲目の"ジョードゥ"の頭出しを聴いた瞬間に一発でノックアウトされますし、2曲目の"グルービン・ハイ"もおなじみのメロディーながらスリルのある演奏です。3・4曲目ではホーズの快調なピアノが魅力的です。気兼ねなく寝転んで聴けるようなこういうジャズがやっぱり大好きですね。
1. Jordu
2. Groovin' High
3. Takin' Care
4. Broadway
5. Hampton's Pulpit
Hampton Hawes (piano); Jim Hall (guitar); Red Mitchell (bass); Bruz Freeman (drums).
1956.11.12.LA録音。Contemporary Records。
JR.comでは試聴可能です。→All Night Session Vol.1
米アマゾンでも試聴OK。→ Hampton Hawes/All Night Session Vol.1
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Hampton Hawes/ All Night Session Vol.1
関連エントリはこちら。
→ハンプトン・ホーズ/ザ・トリオVol.1
→ハンプトン・ホーズ/ザ・トリオVol.2
→ハンプトン・ホーズ/フォア・リアル
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:24
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ヘレン・メリル/ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
JAZZ Vocal
2004年10月13日
Helen Merrill/ Helen Merrill with Clifford Brown
こんにちは。今日はヘレン・メリルですね。このクリフォード・ブラウンとの競演盤はH・メリルの名盤というだけでなく女性ジャズ・ボーカル屈指の名盤です。パーソネルはヘレン・メリル(vo)、クリフォード・ブラウン(tp)、ジミー・ジョーンズ(p)、オスカー・ペティフォード(b,cello)、クインシー・ジョーンズ(arr,cond)他。54年録音。ニューヨークのため息と呼ばれたそのハスキー・ボイスは大人の色香を発散する類のものです。
C・ブラウンは54年にドラムのマックス・ローチと組んでその死までの約2年間エマーシー・レーベル(マーキュリー・レーベルのジャズ部門)に数々の名演を残します。女性ジャズ・ボーカルとの競演もこのメリル以外にダイナ・ワシントン、サラ・ボーンらとのものがありいずれも名盤です。C・ブラウンは若くして世を去りましたが真に不世出の天才です。この時期の演奏はどれを耳にしても高いレベルに安定しています。
このアルバムのH・メリルの歌ですが、有名な"You'd Be So Nice to Come Home To"もいいですが、むしろ、"What's New"や"'S Wonderful"、"Falling in Love With Love"が好みです。うまいという感じはありませんがその独特の声と雰囲気に翻弄されます。もちろん、C・ブラウンのトランペットも快調です。クインシー・ジョーンズの編曲は全体に心地よい雰囲気を醸し出しています。ジャズ・ボーカル・ファンなら一度は通り過ぎる必聴のアルバムだと思います。
ヘレン・メリルの他のアルバムではこのアルバムが有名すぎてあまり目立ちませんが、個人的には" ニアネス・オブ・ユー"が圧倒的に好きです。こちらはリラックスした伸びやかな自然な歌声に好感が持てます。それにビル・エバンスも参加しています。
1. Don't Explain
2. You'd Be So Nice to Come Home To
3. What's New?
4. Falling in Love With Love
5. Yesterdays
6. Born to Be Blue
7. 'S Wonderful
iTunes Music Store では試聴可能です。→
Helen Merrill with Clifford Brown
詳しくはamazon.co.jpでどうぞ。→ Helen Merrill/ Helen Merrill with Clifford Brown
関連エントリはこちら。
→ヘレン・メリル/ザ・ニアネス・オブ・ユー
→ヘレン・メリル/ローマのナイト・クラブで
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:54
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ロバート・キヨサキ/金持ち父さん貧乏父さん
_books (business&life)
2004年10月12日
金持ち父さん貧乏父さん/ロバート・キヨサキ(著)
こんにちは。今日はお金の本です。ロバート・キヨサキ氏の一連の金持ち父さんシリーズの第1作にして大々ベストセラーです。すでにお読みになった方が多いのではないかと思います。私も半年ほど前に遅ればせながら読みましてお金に対する考え方を改めさせていただきました。大変に貴重な本です。
ネット上でサイトを運営しておりますと他所さんのサイトが気になるものです。最近よく目にするのはサイトでちょこっと小銭稼ぎです。週末企業家やアフィリエイトが今や一種のブームのようになっていますね。そうした流れの思想的というとちょっと大げさかもしれませんが、バックボーンになっているのが、お金に対する価値観の変化です。20世紀後半の高度成長期の年功序列や終身雇用という就業形態が薄れてきた21世紀の日本の社会では、個人一人一人が生活や老後のための資金をしっかり確保してゆかねばなりません。そして極端には一流大学を出て大企業に就職というパターンよりも自らベンチャーや企業家を目指すことの方がリスクが小さくかつより大きな成功パターンとなりつつあります。
サラリーマンではいつまで経ってもお金に縛られています。この本はお金に縛られない人生を送ることの勧めとそのための方法論を説いている本です。お金でお金を生み出すシステムを運営することで真に自由な人生を送れるということ、そしてできればそれを目指すべきであるということです。日本の会社組織ではたとえ社長になったとしてもある意味で雇われ者です。オーナー・資産家として生きる別の道があるのです。
ネット上のいろいろなサイトを多数見ていますと、この本に影響を受けて資産を築く手段としてネット上で事業を起したり将来に備えている方が大勢いるようですね。週末起業家や情報起業という言葉がネットを前提にしてよく聞かれます。この10年でインターネットが社会インフラとして急速に発展しネット上で多くの革新が起りつつあります。一個人がキヨサキ氏のいう金持ち父さんになるチャンスがこの成長するネット社会にたくさんあるということだと思います。行動力とアイデアがあれば何か特別なことができるかもしれません。
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投稿者 Jazz Blogger T : 18:26
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シンガーズ・アンリミテッド/ジャスト・イン・タイム
JAZZ Vocal
2004年10月11日
The Singers Unlimited/ Just In Time
こんにちは。今日はコーラス・グループのシンガーズ・アンリミテッドです。ア・カペラというのが今やそこかしこで聴かれますがその元祖的な存在のジャズ・グループです。このアルバムはピアノ・トリオをバックにジャジーな仕上がりの彼らの代表的な人気盤です。77年録音。
人気のあったハイ・ローズという男性4人組ジャズ・コーラス・グループを率いていたジーン・ピュアリングを中心に67年にボニー・ハーマンという女性歌手1名他を加えて結成された4人組グループです。ア・カペラを多重録音により演奏して美しいハーモニーで有名になりました。ビートルズのフール・オン・ザ・ヒルなどのポピュラー音楽を積極的に取り上げていますね。
この"ジャズト・イン・タイム"というアルバムはロジャー・ケラウェイというピアニストのトリオをバックに、"My Foolish Heart"、"Someone To Watch Over Me"、"Prelude To A Kiss"などのスタンダード・バラードが心地よく歌われています。エリントンのPrelude To A Kissをこのアルバムで初めて聴いたのでした。また、シンガーズ・アンリミテッドのアルバムで初めて購入したのが、"Invitaition"というアート・ヴァン・ダム(アコーディオン)のクィンテットをバックにしたものでした。むしろこちらが愛超盤ですが残念なことにCDでの入手が困難なようです。こちらもスタンダードの名曲ばかりが収められていまして、その口当たりのよい演奏により名曲を堪能することができます。
詳しくはamazon.co.jpでどうぞ。→ The Singers Unlimited/ Just In Time
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:55
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黒岩尾根ー摩耶山ーハーブ園
_trekking
2004年10月10日
こんにちは。お久しぶりです。前回以降のトレッキングとしまして、天気がいまいちの中、9/26に市が原、10/3に鷹取山といった近場の行き慣れたところでの謂わばお昼弁当を食べに行く程度で報告するまでもない類のものでした。今回は、やはり行き慣れた摩耶山なのですが、黒岩尾根というあまり通らないルートでしたので報告をしておこうと思います。
投稿者 Jazz Blogger T : 20:35
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ハービー・ハンコック/処女航海
JAZZ others 1
Herbie Hancock/ Maiden Voyage
こんにちは。今日はハービー・ハンコックですね。パーソネルは、フレディ・ハバード(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。65年録音。マイルス・デイビス・クインテット60年代レギュラー・リズム隊の若きピアニスト、ハービー・ハンコックの人気リーダー・アルバムにして、60年代を代表するモダン・ジャズ新潮流の名盤です。
同世代ピアニストとしてチック・コリアやキース・ジャレットらが70年台になって活躍しはじますが、私にはやはりハンコックが最もなじみ深くてしっくりきます。最近80年台以降のスタンダードを演奏するキース・ジャレットには正直まいっていることを認めはしますが。さて、このハンコックの"処女航海"はそのセンスのよさとコンセプトの新鮮さでジャズ史上に残る名作だと思います。1曲目Maiden Voyage、5曲目Dolphin Dancegaが典型的な雰囲気です。
フレディ・ハバードとジョージ・コールマンのフロント・ラインは共にテクニックがしっかりしていますがその特徴が云々というより、ハンコック色のコンセプトが全体を覆っています。それほど確固とした統一感のあるアルバム作りはこの時期としては先端的と言えましょう。若きハンコックの才能が光る斬新な記念碑的ジャズ・アルバムです。
amazon.comでは少しですが試聴もできます →ハービー・ハンコック/処女航海
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:14
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ハンドルネーム: aft → mf5w (最近はこちら)
性 別 : ♂
年 齢 : 内緒(相当おっさんらしい)
現住所: 関東地方(2008年4月現在)
職 業 : サラリーマン(理系)
その他: 血液型A型
ようこそ。MyFavoritesへ。
当サイトでは、私の個人的なお好みの音楽や映画、本などについてブログ形式にて日々徒らにつづっております。
独断と偏見ながら自信を持ってお勧めできるものをご紹介してゆきたいと思っております。
完全に自己満足のみで運営していますのでどうぞお気軽にお付き合いくださいませ。
投稿者 Jazz Blogger T : 17:18
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ジュリー・ロンドン/彼女の名はジュリー
JAZZ Vocal
2004年10月09日
Julie London/ Julie is her Name
今日はジュリー・ロンドンの大ヒットアルバム、彼女の名はジュリーです。バーニー・ケッセル(g)とレイ・レザーウッド(b)のデュオというシンプルなバックにハスキーな歌声を聴かせてくれます。女性ボーカル・ファン必聴の定評ある人気アルバムです。55年録音。
ジュリー・ロンドンはその美貌で最初女優として45年デビューしたのですが、51年結婚して引退、その後53年離婚後歌手として復帰、そしてデビュー・アルバムがこの"彼女の名はジュリー"です。その中の1曲目の"クライ・ミー・ア・リバー"が大ヒットして一躍スター歌手となりました。後に夫となるボビー・トゥループ(ルート66の作者)が歌手としての彼女の才能を見出したとのこと。
ギターとベースを伴奏に歌うジュリー・ロンドンのこのアルバムの魅力はそのハスキー・ボイスと洗練されたバーニー・ケッセルのギターのシンプルな組み合わせの妙にあると思います。楽曲としては個人的には、"アイ・シュッド・ケア"、"ローラ"、"風と共にさりぬ"などがたまらなく好きです。美人歌手だからという贔屓目はほとんど関係ないです。純粋に音楽として素晴らしいものです。
60年にはやはりギターとベースでのトリオ演奏で"彼女の名はジュリー2"を出します。伴奏はハワード・ロバーツ(g)とレッド・ミッチェル(g)。CDにはこの2枚がまとめて1枚に収められていて大変お得です。ジュリー・ロンドンの魅力を存分に味わえることでしょう。そのジュリーは夫トゥループ1999年の死後すぐの2000年没。
1.クライ・ミー・ア・リヴァー
2.アイ・シュッド・ケア
3.恋のムードで
4.アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー
5.キャント・ヘルプ・ラヴィン・ザット・マン
6.アイ・ラヴ・ユー
7.セイ・イット・イズント・ソー
8.イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド
9.イージー・ストリート
10.ス・ワンダフル
11.ノー・ムーン・アット・オール
12.ローラ
13.風と共に去りぬ
14.ブルームーン
15.恋とは何でしょう
16.ハウ・ロング・ハズ・ビーン・ゴーイング・オン
17.トゥー・グッド・トゥ・ビー・トゥルー
18.スプリング・イズ・ヒア
19.グッディ・グッディ
20.ザ・ワン・アイ・ラヴ・ビロングス・トゥ・サムバディ・エルス
21.イフ・アイム・ラッキー
22.ホット・トゥデイ
23.リトル・ホワイト・ライズ
24.アイ・ゲス・アイル・ハヴ・トゥ・チェンジ・マイ・プラン
25.アイ・ゴット・ロスト・イン・ヒズ・アームス
iTunes Music Store では試聴可能です。→
Julie London/ Julie is her Name
詳しくはamazon.co.jpでどうぞ。→ Julie is her Name 1&2
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:55
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サラ・ボーン/スウィンギン・イージー
JAZZ Vocal
2004年10月08日
Sarah Vaughn/ Swingin' Easy
こんにちは。今日はサラ・ボーンの登場です。名アルバムが多数ある中、この50年代の半ばのスウインギン・イージーというアルバムを選びました。この中のWords Can't Describeという曲のサラ・ボーンが大のお気に入りなものですから。パーソネルはJohn Malachi (p), Joe Benjamin (b), Roy Haynes (d), Jimmy Jones (p), Richard Davis (b)、54年&57年録音。
サラ・ボーン後年のあの声量感というのは繊細な私共には脂っこくて胃にもたれる感じがしますが、若かりし頃の透明感ある詠唱の方は品がよくて香ばしい漬物のように日常的に耳を傾けたくなる類のものだと思います。私の場合このアルバムもそうですが50年台半ばくらいのサラが一番好きですね。スウィンギン・イージーはその頃のサラの典型的な名唱を捉えたアルバムです。
本当はものすごくうまいのに抑えた表現でそれを感じさせないところがにくい。ピアノ・トリオをバックに飾らない普段の姿が捉えられています。Words Can't Describeを聴くためにレコードに何度針を落としたことでしょう。この曲以外にも名唱がいっぱいです。
1. Shulie a Bop
2. Lover Man
3. I Cried for You
4. Polka Dots and Moonbeams
5. All of Me Listen
6. Words Can't Describe
7. Prelude to a Kiss
8. You Hit the Spot
9. Pennies from Heaven
10. If I Knew Then (What I Know Now)
11. Body and Soul
12. They Can't Take That Away from Me
13. Linger Awhile [*]
iTunes Music Store では試聴可能です。→
Sarah Vaughn/ Swingin' Easy
詳しくはamazon.co.jpでどうぞ。→ Sarah Vaughan/ Swingin' Easy
関連エントリはこちら。
→サラ・ヴォーン/アット・ミスター・ケリーズ
→サラ・ヴォーン/ウィズ・クリフォード・ブラウン
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:56
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ジョン・コルトレーン/ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・バンガード
JAZZ Sax 1
2004年10月07日
John Coltrane/ Live at the Village Vanguard
こんにちは。今日はやっとジョン・コルトレーンの登場です。前回のチャーリー・パーカーにしても今回のジョン・コルトレーンにしても実はMyFavoritesとしてはもっと早くにご登場を願うべきお慕いしてきた方々なのです。ごめんなさい。ただあのエリントンさんにしてもつい先日ご登場いただいたのですからお許しいただけるものと存じあげます。
というわけで、ジョン・コルトレーンさんには学生時代の一時期に相当はまっていた時期がありました、60年前後のアルバムなのですけどね。至上の愛とかそれ以降のものはちょいとついていけませんが、このヴィレッジ・バンガードのライブ盤(61年録音)やほとんど同時期同場所での録音で別アルバムとなったインプレッションズあたりがお気に入りでした。その後は50年代の諸作に興味を持ち、現在もいろいろ探求している段階かもしれません。ジャズに深入りするほどコルトレーンの偉大さが少しずつわかってきたような気がしています。
このライブ盤はマッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)という最強のレギュラー・リズム隊に、エリック・ドルフィーのバス・クラリネットとコルトレーンのソプラノ&テナーという豪華なクインテット演奏です。2曲目のSoftly as in a Morning Sunriseが何といっても素晴らしい出来です。マッコイ・タイナーの切れの良いピアノ、それにエルビン・ジョーンズの圧巻のドラム・バッキングの背後からコルトレーンの強烈なソロがうなりをあげます。ソニー・ロリンズのヴィレッジ・バンガードのライブ盤でも同曲が収められておりエルヴィン・ジョーンズの叩くドラムがスリリングな瞬間を演出してロリンズのテナーが輝いていましたね。コルトレーンもシーツ・オブ・サウンズという音の洪水のような次々とたたみかけてくる個性的なインプロビゼーションが魅力で、このライブでも新鮮な新しい感覚のテナーが全開です。
マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルビン・ジョーンズという当時のコルトレーンのリズム隊は、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスというマイルス・デイビスのリズム隊に引けをとらない最高のメンバーでした。コルトレーンは技術的なところで革新を目指しましたが、マイルスの場合は音楽コンセプトでしたね。演奏家としての技術に限界があったマイルスと演奏家として当代一に優れていたコルトレーンはともに偉大ではありますが、マイルスが歴史的により大きな存在となれたのは演奏家としてでなく芸術家としての力量がずばぬけていたからなのでしょう。
1. Spiritual
2. Softly As In A Morning Sunrise
3. Chasin' The Trane
4. India
5. Impressions
iTunes Music Store では試聴可能です。→
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ John Coltrane/ Live at the Village Vanguard
関連エントリーはこちら。
→ セロニアス・モンク/ウィズ・ジョン・コルトレーン(1957)
→ ジョン・コルトレーン/ブルー・トレーン(1957)
→ ジョン・コルトレーン/ソウル・トレーン(1958)
→ ジョン・コルトレーン/ジャイアント・ステップス(1959)
→ ジョン・コルトレーン/マイ・フェイバリット・シングス(1960)
→ ジョン・コルトレーン/プレイズ・ブルース(1960)
→ ジョン・コルトレーン/オレ・コルトレーン(1961)
→ ジョン・コルトレーン/インプレッションズ(1961)
→ ジョン・コルトレーン/コルトレーン(1962)
→ ジョン・コルトレーン/ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマン(1963)
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:06
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チャーリー・パーカー/バード・シンボルズ
JAZZ Sax 1
2004年10月06日
Charlie Parker/ Bird Symbols
こんにちは。今日はチャーリー・パーカーです。モダン・ジャズ史上最も巨大なジャズ・ジャイアンツの一人です。数多くの名盤の中から私のお気に入りの"Bird Symbols"を選びました。パーカーは40年台後半にSavoyとDialの2つのレーベルに多くの歴史的な録音を残しています。このバード・シンボルズはDialセッションから選曲されたいわばベスト盤です。
チャーリー・パーカーのアルト・サックス演奏は、モダン・ジャズのアドリブ・プレイの基本となるものです。コード進行に基づくインプロビゼーションというアイデアを最初に具現化することで「ビ・バップ革命」の中心的な役割を果たしたジャズマンです。それは卓越したテクニックとメロディ・センスを有するチャーリー・パーカーにしてはじめて可能となるものでした。
7曲目~12曲目のクインテット演奏が素晴らしい出来です。マイルス・デイビス(tp)、アル・ヘイグ(p)らがサポートしていますが、パーカーの圧倒的なプレイが光輝いています。アル・ヘイグは素晴らしい出来できながらマイルスのミュートには後の輝きは感じられず凡庸です。パーカーの魅力はそのスピードと矢継ぎ早に湧き出るアドリブ・フレージングにありまして、ここでの6曲はいずれもミディアム~スローの曲でありながらその心に染みる深い味わいは単なる職人芸をはるかに超えたまさしく真の芸術家の手によるものと言えるでしょう。この6曲は間違いなく私にとっての至宝の一つです。
1. Moose the Mooche
2. Yardbird Suite
3. Ornithology
4. A Night in Tunisia
5. Bird's Nest
6. Cool Blues
7. Bird of Paradise
8. Embraceable You
9. My Old Flame a
10. Scrapple From the Apple media
11. Out of Nowhere
12. Don't Blame Me
JR.comでは試聴可能です。→Charlie Parker/ Bird Symbols
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Charlie Parker/ Bird Symbols
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:07
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アマルコルド/フェデリコ・フェリーニ
_movies
2004年10月05日
アマルコルド/フェデリコ・フェリーニ
こんにちは。今日はとうとうフェリーニ監督がアマルコルドで登場です。映画作家としてヨーロッパを代表する映画監督といえば私の場合まずフェリーニの名が浮かびます。1920年生93年没。
多くの名作を残していますのでどの作品を紹介するか迷うところですが、まず今日は最もお気に入りの映画"アマルコルド"を選んでみました。73年のイタリア映画です。フェリーニの生れ故郷である北イタリアの小さな港町リミニを舞台にした一種のファンタジーです。アマルコルドとは"私はおぼえている"という意味で、フェリーニの少年時代のある1年間の思い出を断片的なエピソードで綴った不思議な映画です。

全体的に暖かいユーモアがあります。これはフェリーニ監督の特徴でしょうが、ものごとを客観視することによるユーモアというのでしょうか、独特の感じですね。巨大客船が港にやってくるシーンやマドンナ的な存在のマガリ・ノエルのグラディスカが印象的です。フェリーニの音楽をずっと担当したニーノ・ロータの音楽も興趣ある素敵なものです。
ストーリーのない極めて感覚的な映像の映画ですが、好きな人にはたまらなく好きになる類の映画です。まだ観ていない方はぜひともご覧になってください。道(54年)、甘い生活(60年)、8・1/2(63年)など名作が多い中、私にはこのアマルコルドが人間フェリーニを感じられて最も好ましく思えるのです。
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:50
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卒業/マイク・ニコルズ
_movies
2004年10月04日
卒業/マイク・ニコルズ
こんにちは。今日は青春映画の名作"卒業"です。出演、ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス。音楽、サイモンとガーファンクル。66年製作。
少しだけ内容を紹介しておきますと、大学を卒業したばかりの青年ベンジャミン(ホフマン)が知り合いの年上女性ロビンソン夫人(バンクロフト)に誘惑されて関係を持つが、幼馴染の夫人の娘(ロス)にしだいに魅かれてゆく。ところが、嫉妬した夫人に関係をばらされて、娘は他の男性と結婚することに。最後は花嫁の強奪というラストシーンで、本当の意味の"卒業"を果すというものですね。
もちろん映画初主演のダスティン・ホフマンにとってその個性を一躍有名にした記念すべき映画なのですが、個人的にはこの映画、アン・バンクロフトの存在感が光彩を放っていたと思います。年上女性のしたたかな独特の雰囲気とそれとは対照的な微妙な女心を見事に演じきっているという印象です。キャサリン・ロスなどはただのかわいこちゃんという感じで女優としては比較できないほどです。
卒業 オリジナル・サウンド・トラック/ サイモンとガーファンクル
そして音楽が素晴らしいですね。サイモンとガーファンクルは米60年代のフォーク・デュオ・グループですがこの時期一連のヒット曲を連発して世界的な人気グループに登りつめました。"サウンド・オブ・サイレンス"、"ミセス・ロビンソン"、"スカボロ・フェア"らの名曲が映像を彩ります。特に、パセリ・セイジ・ローズマリー&タイムの歌詞で有名なスカボロ・フェアのメロディーがとても印象に残ります。ダスティン・ホフマンの心の葛藤を象徴するかのような繊細な響きです。
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:52
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陽の当たる場所/ジョージ・スティーヴンス
_movies
陽の当たる場所/ジョージ・スティーヴンス
こんにちは。今日は結ばれぬ愛の悲劇を描いた名作"陽の当たる場所"です。エリザベス・テーラーの輝かんばかりの美しさと、緑の瞳を持つモンゴメリー・クリフトの屈折した青年役が印象的な映画でした。米51年。
貧しい青年が出世街道に乗り上流社会の令嬢と恋に落ちる。しかし、彼には妊娠を理由に結婚を迫る元恋人がいた。彼女を殺すために湖に誘い出すが、異様な殺気を感じた彼女は狂乱しボートが転覆して事故死してしまう。結局、罪に問われ殺意を正直に認めた彼は電気椅子に座ることになる。原作は、セオドア・ドライサー作"アメリカの悲劇"。
中学生の頃にTVで見てエリザベス・テーラーの大ファンになりました。その麗しく品のある美貌とともに、M・クリフトの異様に輝く瞳、そして深い森と、森の中を駆けるオープンカー、森の中にあるお屋敷などが目に焼きついています。E・テーラーは、若草物語(49年)、花嫁の父(50年)、ジャイアンツ(56年)、熱いトタン屋根の猫(58年)、バターフィールド8(60年)、クレオパトラ(63年)などの名作でその眩い美と存在感を示しています。32年生。M・クリフトは21年生で66年に45歳の若さで急逝しています。
エリザベス・テーラーをもっとしりたい方へ →Elizabeth Taylor/Reel Classics
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:51
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博士の異常な愛情/スタンリー・キューブリック
_movies
2004年10月02日
博士の異常な愛情/スタンリー・キューブリック
こんにちは。今日は名監督として名高いスタンリー・キューブリックのお気に入りの映画を紹介します。"博士の異常な愛情"は、米とソ連の冷戦を扱った痛快ブラック・コメディーです。主演、ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、64年。キューブリック監督の作品には、この作品のあと、2001年宇宙の旅(68年)、時計じかけのオレンジ(71年)、バリー・リンドン(75年)、シャイニング(80年)とキラ星のごとく話題作が続きます。 28年生99年没。
キューブリックの作風は作品毎にテーマが変わりとらえどころがないようにも思えますが、SF3部作とよばれる、博士の異常な愛情、2001年宇宙の旅、時計じかけのオレンジ、の3本には、高度化する科学文明と人間とを対峙させその歪や狂気を描くことで人間の本質的な危うさやはかなさを予言的に描き出そうという意図を感じます。新しい映像美へのチャレンジ、娯楽性に媚を売らない芸術性、そして何より残された偉大なフィルムに感謝です。
この作品でピーター・セラーズはマンドレーク大佐・マフリー大統領・ストレンジラブ博士の3役を見事に演じています。この時期、ピンクの豹(63年)、何かいいことないか子猫チャン(65年)、007カジノロワイヤル(66年)など喜劇的映画の主役をこなし人気沸騰でした。とても印象深い役者です。25年生80年没。
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:53
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アン・バートン/ブルー・バートン
JAZZ Vocal
2004年10月01日
Ann Burton/ Blue Burton
こんにちは。今日は女性白人ジャズ・ボーカルのアン・バートンです。パーソネルは、Ann Burton(vo)、Louis van Dyke(p)、Jacques Schols(b)、Piet Noordjik(as)。67年録音。オランダ出身。33年生89年没。
そのビリー・ホリデイに影響を受けたという歌は力みのない自然体でありながら不思議な情感を醸し出す日本人好みの歌手です。このアルバムは遅咲きのデビュー・アルバムですが、バラッドを中心とするスタンダード曲中心の名盤として世評の高い内容です。バックのルイス・ヴァン・ダイクのピアノ・トリオはヨーロピアン・ジャズの源流をなすとても品のよいほんと素晴らしいバッキングです。また、録音の音質が極めてよいアルバムでもあります。
お勧めは、6曲目のYou've changedや7曲目のThe good lifeです。初めて聴いたのはいつ頃だったでしょうか。ジャズに目覚めてから大分時間が経っていましたが、それまで聴いたことの無かった別世界のジャズでしたね。ピアノのヴァン・ダイクの見事な伴奏がすぐに気に入りましたが、バートンの歌は素人っぽくてあまり感心しないという第一印象でした、確か。それでも繰り返し聴いているうちに段々とその不可思議な魅力に取り付かれてゆくことになります。アン・バートンはビリー・ホリデイ同様好き嫌いの別れるところかと思いますが、このヴァン・ダイクのピアノの響きには独特のものがあり、それを堪能するだけでもこのアルバムを聴いてみる価値があると思います。
1. I Can't Give You Anything But Love
2. Go Away Little Boy
3. He Was Too Good To Me
4. But Not For Me
5. It's Easy To Remember
6. You've Changed
7. Good Life
8. In The Wee Small Hours Of The Morning
9. Sunny
Ann Burton/ Ballad&Burton
このアン・バートンとルイス・ヴァン・ダイクの組み合わせには、もう一枚"バラッド&バートン"という69年録音の同種の人気アルバムがあります。こちらもスタンダード中心の親しみやすい内容です。私はバートンに魅せられていますので共に愛聴盤となっています。幾分かBlue Burtonの方が聴く機会は多いですが。アルコールを少し入れて聴きますとさらによいようです、はい。
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:58
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