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ハービー・ハンコック/処女航海
JAZZ others 1
2004年10月10日
Herbie Hancock/ Maiden Voyage
こんにちは。今日はハービー・ハンコックですね。パーソネルは、フレディ・ハバード(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。65年録音。マイルス・デイビス・クインテット60年代レギュラー・リズム隊の若きピアニスト、ハービー・ハンコックの人気リーダー・アルバムにして、60年代を代表するモダン・ジャズ新潮流の名盤です。
同世代ピアニストとしてチック・コリアやキース・ジャレットらが70年台になって活躍しはじますが、私にはやはりハンコックが最もなじみ深くてしっくりきます。最近80年台以降のスタンダードを演奏するキース・ジャレットには正直まいっていることを認めはしますが。さて、このハンコックの"処女航海"はそのセンスのよさとコンセプトの新鮮さでジャズ史上に残る名作だと思います。1曲目Maiden Voyage、5曲目Dolphin Dancegaが典型的な雰囲気です。
フレディ・ハバードとジョージ・コールマンのフロント・ラインは共にテクニックがしっかりしていますがその特徴が云々というより、ハンコック色のコンセプトが全体を覆っています。それほど確固とした統一感のあるアルバム作りはこの時期としては先端的と言えましょう。若きハンコックの才能が光る斬新な記念碑的ジャズ・アルバムです。
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:14 | トラックバック
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