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キャノンボール・アダレイ/サムシン・エルス

JAZZ Sax 1

2004年10月26日

キャノンボール・アダレイ/サムシン・エルス Canonball Adderley/ Somethin' Else
 
 こんにちは。今日はキャノンボール・アダレイです。有名な"サムシン・エルス"ですね。パーソネルは、マイルス・デイヴィス(tp)、キャノンボール・アダレイ(as)、ハンク・ジョーンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(ds)。1958年録音。Blue Noteレーベル。文句なしの名盤です。1曲目の"Autumn Leaves(枯葉)"など典型的なモダン・ジャズのエッセンスが聴ける名演です。

 このアルバムはマイルス・デイヴィスがむしろ実質的なリーダーなのですが、他社専属のマイルスをブルーノート盤のリーダーにすることは契約上できず、キャノンボール・アダレイのリーダー・アルバムとして世に出ることになりました。ハンク・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、アート・ブレイキーといった大御所達に囲まれてオーソドックスだけど自由で自在なC・アダレイのアルト・サックスと思慮深いマイルスのペットが好対照をなしてご機嫌なモダン・ジャズに仕上がっています。

 ジャズの入門編としては格好の題材です。ジャズのベテランもたまに聴く定番でしょう。"たまに"といのは微妙ですが私個人的には年に2回くらいですかな。随所の名フレーズが頭にこびりついていますので年数回でも存分に味わい尽くすことができるというものです。音楽のメロディといいますのは記憶として残りやすい類のものですが、繰り返し聴くというのはそのフレーズから呼び起こされる快感を再確認して記憶としてより強いものにする過程そのものです。ですから長年かけて聴き続けることでその感覚を維持する、あるいはより強度を増したFootPrintとするのですね。その確認過程自体が快感ですし、複雑だけど魅力的なメロディ、例えばA・C・ジョビンの曲などは記憶できるまで時間がかかりますが、記憶に刻まれますとそれを確認しながら深めてゆく作業が快感そのものになるのですね。なんてね。ほんまかいな?(笑)。

1. Autumn Leaves
2. Love For Sale
3. Somthin' Else
4. One For Daddy-O
5. Dancing In The Dark
6. Bangoon - (bonus track)

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