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ローリング・ストーンズ/シングル・コレクション
_Popular Music
2004年11月30日
Rolling Stones / Singles Collection
ローリング・ストーンズは中学生の頃に夢中になって聞きました。60年代のヒット曲にはビートルズに十分対抗しうるカッコイイ曲がたくさんあります。優等生のビートルズも当然大好きでしたがバンカラ風のストーンズには何やら共感めいたものを感じていました。最初聴いたときは、何だこりゃ録音バランスがひどいレコードだなあというのが印象としてあり、それはボーカルとバックの楽器とを同時に一発で録音するということで、そんな荒削りなところも魅力の一つだったのかもしれません。このCDはローリング・ストーンズ60年代のシングル・レコードを全て集めた所謂ヒット曲集です。3枚セットのCDですがストーンズの名曲の多さには改めて感心します。
ローリング・ストーンズは60年頃に結成され、ミック・ジャガー(vo)、キース・リチャーズ(g)、ブライアン・ジョーンズ(g)、ビル・ワイマン(b)、チャーリー・ワッツ(ds)の5人組みに固定された63年くらいからヒット曲を連発してビートルズと並ぶ人気を獲得します。ブライアンは69年に脱退後変死し、ミック・テイラーが後釜に入ります。70年代以降も延々と続きますが私の興味は主に60年代にあります。
数年前にもヒット曲を集めた同様の フォーティー・リックス という2枚組CDが発売されていますが、そちらは60年代に1枚、それ以降に1枚という割り振りになっておりまして、当然60年代を1枚20曲に押し込みますと漏れ出る名曲が出てくるわけで、実際、We Love You、2000 Light Years From Home、As Tears Go By、Little Red Rooster、Time Is On my Side、Dandelion、Lady Janeといった私の大のお気に入り曲が抜け落ちています。今日ご紹介している3枚組は60年代だけで3枚全58曲ですからほぼ網羅できるというものです。それくらいストーンズのヒット曲は多いということですね。
個人的なお好みは、Street Fighting Man、She's A Rainbow、We Love Youがまずあり、さらに上に挙げた曲、それにGet Off My Cloud、Honkey Tonk Womenなど、それにSatisfactionやJumpin' Jack Flashらの大ヒットは別格です。特に、Street Fighting Manの典型的なロックンロールのリズム感は素晴らしくて、中学生時代の私のテーマ曲といってもよい曲でしたね。いまだにあのギターのキーンという共鳴音を聴くたびに武者震いをしてしまいますが、ローリング・ストーンズの魅力の多くはキース・リチャーズの特徴的かつ魅惑的なギター・リフを基調とするストレートなロックン・ロール、その純正さにありますね。チャーリー・ワッツの叩くドラムにビル・ワイマンのベースが載って、ミック・ジャガーの黒っぽいボーカルが雄たけびを上げるという、それら直球勝負が力強くて男らしくて堪らない、まさにストーンズこそがロックの原点という感じですね。
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:00
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リー・モーガン/ヒアズ・リーモーガン
JAZZ Trumpet
2004年11月29日
Lee Morgan / Here's Lee Morgan
こんにちは。今日はリー・モーガンです。早熟の天才トランペッター、リー・モーガンの私のお気に入りアルバムです。パーソネルは、リー・モーガン(tp)、クリフ・ジョーダン(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・ブレイキー(ds)。60年録音。ヴィー・ジェイ・レーベル。
リー・モーガンは1938年7月米国フィラデルフィア生れ。53年から本格的な活動を開始、ディジー・ガレスピーのビッグバンドやアート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズで活躍し20才前後で名声を得ています。58年ワンホーン・アルバム「キャンディ」、さらに64年ジャズ・ロック元祖「ザ・サイドワインダー」の大ヒットを放ちますが、72年ニューヨークで愛人に射殺されるという劇的な最期を迎えます。
このアルバム、勿論、リー・モーガンの絶頂期を捉えて貴重ですが、リズムのケリー、チェンバース、ブレイキーという編成が凄いというか珍しいですね。この時期は入れ替わり立ち代り有名どころ各5人くらいのピアノ、ベース、ドラムスで組み替え実験をしているようです。何といってもウィントン・ケリーがこの時期では旬の人、マイルス・グループで活躍しており絶好調です。このヴィー・ジェイ・レーベルにも同時期アット・ミッドナイト、枯葉、ケリー・グレイト等の名盤を残していますね。そのブルース・フィーリングと粒立ちのよいシングル・トーンが堪りません。
リー・モーガンのトランペットは気風(きっぷ)がよくてテクニック抜群でそれでいてミュートでの繊細さもありということでもう言うことなしです。クリフォード・ブラウンというさらに上をゆく天才がいましたけれど、安定感がありすぎて面白みがないかな、モーガンの方がスリルがあってよいのではというのが私の個人的な印象です。サイドワインダーまでそのファンキー路線が大衆化されてしまいますと私にはちょっとくどくて引いてしまうのですが、このアルバムの60年くらいまでのモーガンは正統派ハードバップの王道を邁進しており好感が持てますし大ファンですね。3.I'm a Fool to Want You はリー・モーガンの名演の一つですが、正直言いましてこの曲ではウィントン・ケリーのピアノ、そのブルージーで渋いフィーリングに脱帽です。モーガンは少しアップテンポでの快調で奔放なファンキーなソロに魅力を感じます。
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:39
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ボビー・ハッチャーソン/ハプニングス
JAZZ others 1
2004年11月28日
Boby Hutcherson / Happenings
こんにちは。今日はボビー・ハッチャーソンです。60年代以降活躍の新主流派のヴァイブ奏者です。このハプニングスというブルーノート・レーベルの人気アルバムはあの処女航海が収められており、作者ハービー・ハンコックも参加しています。パーソネルは、ボビー・ハッチャーソン(vib,marimba)、ハービー・ハンコック(p)、ボブ・クランショウ(b)、フィリー・ジョー・チェンバース(ds)。66年録音。
ボビー・ハッチャーソンのヴァイブは非情にクール、それでいて熱いものを感じます。ハンコックのピアノから感じられるものに少し近い気がします。ライオネル・ハンプトン→ミルト・ジャクソンとバトンを引き継ぎ、さらにはゲイリー・バートンへと繋げるという感じでしょうか。また、ここでの処女航海はこのハッチャーソンらの演奏の方がハンコック自身の表題アルバムの演奏よりも人気が高いのではないかと思えるほどに有名ですし確かに名演だと思います。ヴァイブの美しい単音と独特のグルーブ感は曲想によくマッチしています。ハンコックのピアノ・バッキングと短いソロも流石にツボを押えているという印象で、この名演へのハンコックの貢献は多大に違いありません。
全7曲中、他の6曲はハッチャーソンの自作です。2.Bouquetや6.When You Are nearでの美しいメロディと沈静したムードも多少重い感じは否めないですがなかなかいいですね。ただ個人的にはアップテンポのモード手法全回の演奏がベターだと思います。1.Aquarian Moonや5.Head Startの2曲は純粋に楽しめますね。ハッチャーソンのクールだけど熱いインプロヴィゼーションに卓越した力量を感じることができます。3.Rojoはラテン系アレンジですが同様にgoodです。
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:06
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アート・ファーマー/アート
JAZZ Trumpet
2004年11月27日
Art Farmer / Art
こんにちは。今日はアート・ファーマーです。モダン・ジャズの名トランペッターの一人として50~60年代に活躍しました。パーソネルは、アート・ファーマー(tp)、トミー・フラナガン(p)、トミー・ウィリアムス(b)、アルバート・ヒース(ds)。60年録音。28年生99年没。
このアートというアルバムはトミー・フラナガン・トリオをバックにしたワン・ホーン演奏で、ミディアム~スローのスタンダード曲が中心となっており、アート・ファーマーの地味ながら落ち着いたプレイを堪能することができます。2. Goodbye, Old Girl や7. I'm a Fool to Want You などバラード・プレイでの巧みで心和む演奏には魅了されます。後者はリー・モーガンの名演を思い出させます。また、3. Who Cares?やジャズテット結成した同僚ベニー・ゴルソン作の4. Out of the Past などのファンキー・ハードバップ系の曲では水を得た魚のように存分なスイング感が楽しいですね。トミフラのピアノも快調に転がって言うことなしです。
50年代後半から60年前半でのアート・ファーマーの多忙ぶりは目を見張るものがあります。リーダー作はそれほど多くないにしてもサイドメンとして参加したアルバムは数多くあります。クリフォード・ブラウン亡き後、リー・モーガンやケニー・ドーハムらと並ぶ名手の一人として期待された通りの活躍でした。このアルバムは私の中ではアート・ファーマーの隠れた名盤です。
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:40
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ラヴェル作品集
_Classic
2004年11月26日
ラヴェル:ボレロ / ラ・ヴァルス / ピアノ協奏曲 / ツィガーヌ (2CD)
こんにちは。今日はお買い得のラヴェル作品集CDをご紹介したいと思います。ラヴェル主要曲の代表的な名演を収めた2枚組です。オムニバス盤ではありますが、マルタ・アルゲリッチによる"夜のガスパール"が収録されていましたので、あえてご紹介いたします。
収録曲は以下の通りです。①ボレロ(カラヤン指揮ベルリンフィル)、②ラ・ヴァルス(ブーレーズ指揮ベルリンフィル)、③ピアノ協奏曲ト長調(アルゲリッチ・ピアノ、アバド指揮ロンドンフィル)、④スペイン狂詩曲(小澤征爾指揮ボストン響)、⑤水の戯れ(アルゲリッチ・ピアノ)、⑥亡き王女のためのパヴァーヌ(小澤征爾指揮ボストン響)、⑦ダフニスとクロエ(アバド指揮ボストン響)、⑧夜のガスパール(アルゲリッチ・ピアノ)、⑨ピアノ3重奏曲(ボザールトリオ)、⑩ツィガーヌ(アッカルド・ヴァイオリン、アバド指揮ロンドンフィル)。
まさに名曲名演揃いです。私のようなラヴェル好きにとっては堪らないCDです。②ラ・ヴァルスや⑦ダフニスとクロエなどがお勧めです。ラ・ヴァルスはそのエスプリの雰囲気が仏的なエレガンスを感じさせますね。ダフニスとクロエはバレエ音楽なのですがその曲調の趣きと佇まいに一級の品格を感じます。勿論、アルゲリッチの③ピアノ協奏曲、⑤水の戯れ、⑧夜のガスパールはいずれも耳に入れておくべき超お勧め演奏です。私にとってのラヴェルの魅力は、どちらかといいますと定評ある管弦楽曲よりも、ピアノ曲でのガラス細工のような精巧な構築美や不思議だけど独特の美意識に裏付けられた和声にあります。
私ラヴェルが好きなものですからレコードを結構多数所有していますがCDになってないものやCDジャケット写真が入手できないものが多いのですね。愛聴盤のアルゲリッチの夜のガスパールもジャケット写真がないため本サイトでの紹介をためらっています。このCDには他にソナチネや高雅で感傷的なワルツが収められていまして共に素晴らしい演奏です。管弦楽曲もクリュイタンス指揮パリ音楽院管のお洒落な名演や、ダフニスとクロエも全曲版などをご紹介したいところですが同理由です。
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:20
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ケニー・ドリュー/ケニー・ドリュー・トリオ
JAZZ Piano 1
2004年11月24日
Kenny Drew / Kenny Drew Trio
こんにちは。今日はケニー・ドリューです。繊細なタッチが魅力のケニー・ドリューが50年代に残した素敵なピアノ・トリオ・アルバムです。パーソネルは、ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョ・ジョーンズ(ds)。1956年NY録音。Riverside。
60年代以降ヨーロッパ(コペンハーゲン)に拠点を移し盟友ニールス・ペデルセン(b)と組んでスティープルチェイス・レーベルから数多くのアルバムを残します。ダーク・ビューティやデュオ、デュオ2など内容のしっかりしたものが多いですね。確かなスイング感とセンシティブなフレージングはミデイアムまたはスロー気味の曲調で味のある演奏が聴けるでしょう。ヨーロピアン・ピアノの源流をなすような影響力を発散していたように思います。28年生れ、93年没。息子であるケニー・ドリュー・Jrがやはりジャズ・ピアニストとして活躍中。
このアルバムは地味ながらも渋くていつも身近に置いておきたくなるような類のものです。ドリューというピアニストの原点があるように思います。モンクの3.Rudy My Dearやディズニーの6.When You Wish Upon a Starなどの心優しいメロディでのドリューの繊細な感覚には深く共感できるものがあります。線が細いけれどそこが逆に魅力的なのですね。
1. Caravan
2. Come Rain or Come Shine
3. Ruby, My Dear
4. Weird-O
5. Taking a Chance on Love
6. When You Wish Upon a Star
7. Blues for Nica
8. It's Only a Paper Moon
Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds). Recorded on September 20 & 26, 1956 in NYC.
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:15
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エリック・ドルフィー/ラスト・デイト
JAZZ Sax 1
Eric Dolphy / Last Date
こんにちは。今日はエリック・ドルフィーです。ラスト・デイト。まさに遺作です。パーソネルは、エリック・ドルフィー(as,bcl,fl)、ミシャ・メンゲルベルグ(p)、ジャック・ショルス(b)、ハン・ベニンク(ds)。1964年5月オランダ録音。同年6月ベルリンで客死、享年36才。
エリック・ドルフィーは、アルト・サックス、バス・クラリネット、フルートの3種の楽器を巧みに使って独特の音世界を築きあげ何枚ものアルバムにその足跡を残しました。そして50年代60年代前半というモダン・ジャズの全盛期を全力で駆け抜けてゆきました。私はその妥協のない吹奏姿勢と搾り出されてくる唯一無二の音の触感に言いようのない不思議な魔力を感じてきました。ブッカー・リトルらとの有名なファイブ・スポットでのライブ盤や、コルトレーン・グループに参加しているドルフィーはいずれも優等生です。優れたソロイストです。ワンホーン型のリーダー・アルバムはドルフィー色が濃く、独特の音楽観を感じることができるように思います。
現在は癒し系とか所謂口当たりのよい音楽が人気のようですが、ドルフィーのように真摯で難し気な音楽は少なくなりましたね。ただよく聴いていますと馬のいななきようなバスクラの音色はある意味でユーモラスに聞こえ、その抽象的な連続するアルト音の中にも不思議な無機的調和感が潜んでおり、また、甘美な曲調でのフルート演奏には独特の耽美的世界を垣間見ることができます。大学時代の狭い4畳半空間で厭くことなく聴いたこのドルフィー的世界に、時々無性に、回帰して浸りきりたいと思うことがあります。
1. Epistrophy
2. South Street Exit
3. Madrig Speaks, the Panther Walks
4. Hypochristmutreefuzz
5. You Don't Know What Love Is
6. Miss Ann
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:02
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ステファン・グラッペリ&ミシェル・ペトルチアーニ/フラミンゴ
JAZZ others 1
2004年11月23日
Stephan Grappelli & Michel Petrucciani / Flamingo
こんにちは。今日はステファン・グラッペリのフラミンゴです。そうバイオリン・ジャズです。しかも同じ仏出身のミッシェル・ペトルチアーニとの共演盤。パーソネルは、ステファン・グラッペリ(violin)、ミシェル・ペトルチアーニ(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。95年6月録音。
これは豪華なメンバーで大変おしゃれなアルバムです。ステファン・グラッペリのバイオリンの響きがジプシー風を漂わせながら自由闊達に美しいスレーズを次から次に紡ぎ出してくるという感じですね。1908年生れとのことで録音時なんと87才、いや~歳を感じない音楽ですね。かつて高齢ホロビッツのピアノにも感心しましたが、このグラッペリさんにも完全に脱帽です。粋で都会的なサウンド、ここにはバイオリン・ジャズの原点とともに、間違いなくその最高の果実があります。
ミシェル・ペトルチアーニのピアノがまたスタンダード曲中心ということもあるのか気負いのない自然体の演奏でいつもの高水準のピアニズムを存分に聴かせてくれますね。グラッペリじいさんに敬意を払いながら一緒にジャズを慈しみ楽しんでいる感じがよく伝わってきます。ライナー・ノーツに記された彼の言葉が如実にこのアルバムの本質を言い当てています。
「わたしは6月のニューヨークが好き、あなたは? ステファン・グラッペリのような音楽家とじっくりと共演してみれば、彼の音楽に隠された秘密と音楽に関して持っている深遠な知識を分かち合うことができる。そしてジャズが心からあなたを愛していることがわかる。」(ミシェル・ペトルチアーニ)
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:07
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デューク・エリントン/極東組曲
JAZZ others 1
2004年11月22日
Duke Ellington / The Far East Suite
こんにちは。今日はデューク・エリントンです。極東組曲です。66年録音。63年インド方面、64年に日本と極東に演奏旅行した際の印象をまとめてアルバムにしたものです。作曲は全曲、ビリー・ストレイホーンによるものです。組曲と題したアルバムには他にも女王組曲やリベリア組曲など結構数多くありますね。
A列車で行こう、ムード・インディゴ、プレリュード・トゥ・ア・キスなどといったポピュラーなエリントン・ナンバーを演奏するエリントン楽団も確かによいのですけれど、個人的には○○組曲と題したアルバム群の方がエリントンの音楽的な特質が色濃く出ており圧倒的に愛着がありますね。この極東組曲はその意味では最も繰り返し聴いてきたお好みのエリントン・アルバムです。得意とする洗練やソフィスティケイトは希薄ですが独特の臭みがあって嵌ると抜け出せない魅力があります。エリントン音楽の奥行きの深さや多様性を感じさせる名作だと思います。
各曲の個性的な楽想と各ソロイストの活躍が興味深く、例えば、名曲 3.Isfahanでのジョニー・ホッジス(as)の美しいソロなどは一度聴きますと絶対に忘れられないくらい印象的です。5.Mount Harissaでは懐かしげなテーマ・メロディがエリントンのピアノで奏でられ、その後のポール・ゴンザルベス(ts)の長いソロが強烈です。この曲を聴きますとなぜか昔の吉本新喜劇(松竹新喜劇だったか?)のTV主題曲を想い出してしまいます。9.Ad Lib on Nipponではジミー・ハミルトン(cl)が技巧の限りを尽くしたソロを聞かせます。エリントン楽団には優れたソロイストが揃っていまして彼らに存分にソロをとらせ花を持たせるというのがエリントンのやり方でした。
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:08
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フランク・シナトラ/イン・ジ・ウィー・スモール・アワーズ
JAZZ Vocal
2004年11月21日
Frank Sinatra / In The Wee Small Hours
こんにちは。今日はフランク・シナトラの登場です。男性ジャズ・ボーカルを常に代表してきたビッグ・ネームですね。イン・ジ・ウィー・スモール・アワーズはシナトラ絶頂期を捉えた定評ある名唱アルバムです。パーソネルは、フランク・シナトラ(vo)、ネルソン・リドル楽団、55年録音。
50年代の古き良き米国ショービジネスの粋を感じさせるネルソン・リドル楽団の洒落た伴奏をバックに、シナトラの歌声は力みを抑えたクールな魅力に満たされています。ジャズ・スタンダードの名曲全12曲をじっくり堪能させてくれます。このアルバムのように、ジャズ・ボーカルで聴くスタンダード集は音楽好きにとっては大切な宝物です。その意味で最右翼のこのシナトラのアルバムは私にとっては折に触れ繰り返し聴いてきたそうした愛着のある1枚なのです。
シナトラにとってキャピトル時代(53~61年)は自分の歌唱を確立し大衆的な人気を獲得した時期、多くの名唱が残されています。イン・ジ・ウィー・スモール・アワーズがバラードを中心とした渋い玄人好みのするアルバムとすれば、 スイング・イージー (54年)はジャジーで溌剌とした万人受けする世界です。いずれもスタンダードの名曲を楽しむにはもってこいのアルバムです。
1. In The Wee Small Hours Of The Morning
2. Mood Indigo
3. Glad To Be Unhappy
4. I Get Along Without You Very Well
5. Deep In A Dream
6. I See Your Face Before Me
7. Can't We Be Friends?
8. When Your Lover Has Gone
9. What Is This Thing Called Love
10. Last Night When We Were Young
11. I'll Be Around
12. Ill Wind
13. It Never Entered My Mind
14. Dancing On The Ceiling
15. I'll Never Be The Same
16. This Love Of Mine
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:50
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キャスリーン・バトル/モーツァルト・アリア集
_Classic
2004年11月20日
Kathleen Battle / Sings Mozart
こんにちは。今日はキャスリーン・バトルです。クラシックの声楽はまあほとんど聴く機会が少ないのですが今後はもう少し攻めてみたい領域です。例外的なアルバムが今日ご紹介するバトルのモーツァルト・アリア集です。パーソネルは、キャスリーン・バトル(ソプラノ)、アンドレ・プレヴィン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。1985年録音。キャスリーン・バトルは1948年米オハイオ州生れ。
キャスリーン・バトルは80年代に入って急速に頭角を現し、この85年頃は最も注目される若手として大人気の気鋭のソプラノ歌手でした。ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートに招待されたのもすぐ後の90年頃だと思います。このEMIに録音されたモーツァルト・アリア集はバトルの初期の代表的な名演と言われており、その透き通ったクリーンでまろやかな歌声はモーツァルトの美しいメロディーを存分に引き立たせているようです。
まず1曲目から麗しげな曲調と情感を抑えた優しい歌声に魅了されてしまいます。最初の歌いだしから思わず心の中で拍手喝采をしたくなります。素晴らしい。ほんと素晴らしい。こういう形の音楽美ってのもあるのだなという思いです。明らかに齢を重ねるごとにこのキャスリーン・バトルの歌声が内奥深くに染み込んで来るようになってきました。2~4曲目も同様に素晴らしいものです。いつか死を迎える時はこういう音楽を聴きながら死ねたらよいなと少しまじに考えています。
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ジョアン・ドナート/ボッサ・ムイト・モデルナ
_Bossa Nova / MPB
_Popular Music
2004年11月19日
Joao Donato/A Bossa Muito Moderna
こんにちは。今日はジョアン・ドナートです。ボサノバ黎明期の渋めのピアノ・コンボ演奏です。パーソネルは、ジョアン・ドナート(p)、セバスチャン・ネト(b)、ミルトン・バナナ(ds)、アマウリイ・ロドリゲス(perc)。1963年録音。
ジョアン・ドナートはボサノバ創成期に活動を開始し60~70年代に活躍したキーボード奏者かつ作曲家です。ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンらとともに偉大なボサノバ・ミュージシャンとして有名です。一時引退していましたが、90年代半ば小野リサらのアルバムを手がけた後は完全復帰して現在も精力的に活動されています。
このアルバムは自作曲だけでなく、ジョビンやセルジオ・メンデスらの曲をフィーチャーした、極めてオーソドックスな渋すぎるくらいのピアノ演奏です。ドナートのピアノ・ソロを存分に味わうという意味ではこれ以上のよき題材はありません。私のようなドナート・ファンにとりましては宝物のようなアルバムなのです。全12曲いずれもほとんどジャズのピアノ・トリオ・アルバムのようですが、よくよく聴きますとドナートならではの洗練された極上のボサノバ・テイストが感じられます。
来日したドナートを紹介しているこんなサイトさんもあります。→ ジョアン・ドナートがやってきた/CORCOVADO
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:01
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小野リサ/サウダージ
_Bossa Nova / MPB
_Popular Music
2004年11月17日
Risa Ono/Minha Saudade
こんにちは。今日は小野リサです。小野リサのアルバムはBGMとして聞くにはもってこいの癒し系ミュージックですね。安定的に心地よい音楽が流れてくるという点では安心してどれをかけても裏切られることがまずありません。ボサノバや一般のポピュラーの有名曲をボサノバ風に仕立てた音楽は天気のよい休日の午前などに聞きますととてもくつろいだ雰囲気が醸し出されます。
ただ、深夜など個人的に集中して聞き込む対象としては正直少し物足りないところもあったりしますね。数多く出ているそんな小野リサのアルバムの中で、今日ご紹介するアルバムは、かなり筋が通っていてじっくり聞くにはもってこいの例外的なアルバムではないかと思うのですね。
それはジョアン・ドナートというボサノバを代表するような高名なピアニスト兼作曲家との共作で、ドナート色の強く出た仕上がりになっていることが主な要素だと思います。全曲ドナートの曲で、アレンジもドナート、そして、ピアノまたはエレピの演奏もドナートなのですね。
ジョアン・ドナートのピアノ演奏はかゆいところに手が届くというようなお洒落でハイセンスなものです。あの元祖癒し系アルバム、マイケル・フランクス「スリーピング・ジプシー」中の2曲でピアノ演奏しています。他はジョー・サンプルなのですが、その2曲でのドナートのピアノが抜群に素敵なものですから、それ以来ドナートの大ファンになりました。ドナートのリーダー・アルバムについては近いうちにまた別枠でご紹介したいと思っています。
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Risa Ono/Minha Saudade
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アナ・カラン/おいしい水
_Bossa Nova / MPB
_Popular Music
2004年11月16日
Anna Caram /Sunflower Time
こんにちは。今日はアナ・カランの登場です。現代のブラジル音楽の粋を伝える好アルバム、アナ・カランの大人気盤です。ボサノバをはじめとするブラジル音楽は今や高水準のワールド・ミュージックとして認知されていますが、その代表の一人がこのアナ・カランです。95年、ロンドンとサンパウロで録音。
2曲目のバート・バカラック作のカーペンターズのヒット曲、「クロス・トゥ・ユー」のアレンジが素晴らしいと思います。原曲の良さをカリオカ風にさわやかにまとめていまして、これはもうリゾート気分に浸れる快楽印ミュージック。ついつい繰り返し聴いてしまいますね。4曲目のスティービー・ワンダーの名曲「オーバージョイド」は彼女のギターだけをバックにした弾き語りで、本来の彼女の透明で官能的な歌声が魅力的です。
1、6、9曲目はあのロンドン・ジャズ・ファンクの大御所ジャン・ポール・ブルーイ・モーニックのアレンジ&プロデュースでロンドン録音。1曲目のジョビンの有名曲「おいしい水」がクラブ風のサウンドに仕上がっていて興味深いものがあります。6曲目のジョルジ・ベンの大ヒット曲「マシュ・ケ・ナダ」も斬新なアレンジです。ブラジリアン・コンテンポラリー・ミュージックは60年代のボサノバ勃興期からそのアレンジに優れた特徴がありましたが、このアナ・カランのアルバムもそうしたよりよいアレンジと音楽の創造を貪欲に追求する姿勢が感じられます。
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マイルス・デイヴィス/ウィ・ウォント・マイルス
JAZZ Trumpet
2004年11月15日
Miles Davis /We Want Miles
こんにちは。今日はマイルス・デイビスの80年代の名盤の登場です。パーソネルは、Miles Davis(tp,elp)、Bill Evans(ss,ts,fl,elp)、Mike Stern(g)、Marcus Miller(elb)、Al Foster(dr)、Mino Cinelu(per)。1981年録音。ボストン、ニューヨーク、東京でのライブです。
5年ぶりにカムバックしたマイルスは圧倒的なパワーを持つ音楽でマイルス・ファンを完全に魅了しました。このマイルスが創り出す音楽的雰囲気とでもいう音の世界は独特の体臭を放っていますが、オレの音楽は渋くてイカしているだろというマイルスの自信に満ちた主張を感じます。なるほどやっぱ凄い、いつも時代の最先端を走っている、それでいて微妙に大衆受けするバランス感覚というか嗅覚を持っているのですね。
このCDは2枚組なのですが、Disc2の2曲はいずれも20分前後の演奏で、ともにマイルス的音世界を堪能することができます。そこでは共演者が否が応でも活躍することになります。そういう人を選ぶのでしょうけどマイルスの感化を受けてることも間違いないことでしょう。マーカス・ミラーのベースはいつもながら絶好調ですし、ビル・エバンスのソプラノ・サックスがほんと素晴らしい出来です。マイク・スターンのギターもThe Man With The Hornで見せたカタストロフィーの面白さはそれほど顕著ではありませんが斬新な感覚には脱帽です。
Amazon.co.jpで試聴。→マイルス・デイヴィス/ウィ・ウォント・マイルス
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:41
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パット・マルティーノ/イグジット
JAZZ Guitar 1
2004年11月14日
Pat Martino /Exit
こんにちは。今日はジャズ・ギターの鬼才、パット・マルティーノです。パーソネルは、パット・マルティーノ(g)、ギル・ゴールドスタイン(p)、リチャード・デイヴィス(b)、ビリー・ハート(ds)。1976年録音。このアルバムはマルティーノの代表作でありギター・ジャズの大人気盤です。
渋いギターです。独特のフィーリングです。その音を聴けばすぐにマルティーノとわかる類のものです。後半3曲、4~6曲目は、酒とバラの日々、ブルーボッサ、クリフォードの思い出、とスタンダードの名曲ぞろいですね。くつろぎ感のある極上のジャズです。ギルのピアノも粒立ちがよく品があってとてもいいです。ついつい手を伸ばして聴いてしまう手頃なCDなのですね。
2曲目のComeSundayはエリントンの曲です。マヘリア・ジャクソンを迎えてのBlackBrown&Beigeというアルバムで聴けます。滅多に取り上げられることのないこの美しい曲を、マルティーノは原曲の持つ敬虔な曲調を尊重しながら完全に消化した解釈を示しています。
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:09
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カサンドラ・ウィルソン/ニュー・ムーン・ドーター
JAZZ Vocal
2004年11月13日
Cassandra Wilson /New Moon Daughter
こんにちは。今日はカサンドラ・ウィルソンです。90年代にジャズ界に彗星のごとく現れた大型女性ヴォーカルの名作アルバムです。その力強い歌唱力と独特の声で今や女性ヴォーカル界を代表するまでになりました。95年録音。
このCDとの出会いは8年くらい前に仕事でニューオーリンズ→テキサス→ニューヨークと2週間ほど米に行った際のことでした。ニューオーリンズのリバー・フロントにあるCDショップで店内を歩いていますと丁度11曲目のMemphisが響いていました。初めて聴くそのヴォーカルは、黒っぽい雰囲気と低いながら絶妙な音程感を漂わせていまして、これはただ者もではないとすぐ直感しました。
その曲調とその解釈にほれ込みまして店員にそのCDを教えてもらい、ディズニーのプーさんのビデオ(子供へのお土産)と一緒に購入しました。その1曲のためでも後悔しないと確信しておりました。ただ、8曲目のモンキーズの大ヒット曲Last Train to Clarksville(恋の終列車)も大収穫でして、こんなに素敵にしかも完全に自分の個性として消化して歌える歌手は他にそういないと思います。
ちなみにニューオーリンズではフレンチ・クォーターでディキシー・ランド・ジャズを聴いたり、ミシシッピ川で船に乗ったりバスで農園に行ったりしましたね。ディキシーは本場とはいえそれほど感動はありませんでした。ニューヨークでも有名なジャズ・クラブのバートランドでライブを聴きましたね。ブロードウェイにも行きましたっけ。いずれにしろ仕事よりも大部分が余暇のような貴重な出張でした。
1. Strange Fruit
2. Love Is Blindness
3. Solomon Sang
4. Death Letter
5. Skylark
6. Find Him
7. I'm So Lonesome I Could Cry
8. Last Train To Clarksville
9. Until
10. Little Warm Death, A
11. Memphis
12. Harvest Moon
JR.comでは試聴可能です。→Cassandra Wilson /New Moon Daughter
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マッコイ・タイナー/バラードとブルースの夜
JAZZ Piano 1
2004年11月12日
McCoy Tyner /Nights of Ballads and Blues
こんにちは。今日はマッコイ・タイナーの渋めのトリオ・アルバムです。マッコイ・タイナーはこの時期コルトレーン・カルテットのピアニストとして最も期待される気鋭の若手の一人でした。パーソネルは、マッコイ・タイナー(p)、スティーブ・デイビス(b)、レックス・ハンフリーズ(ds)。63年録音。Impulse。
このアルバムはマッコイの3作目のリーダー作としてインパルス・レーベルから出されています。コルトレーンはマッコイの演奏にこそBeautyという言葉がふさわしいと述べていますが、このアルバムはそうした美しいピアノが存分に聴けるマッコイ・ファンには堪らなく魅力的な仕上がりになっています。
数多くのコルトレーンとの共演で聴かれるマッコイのピアノにはシーツ・オブ・サウンドと呼ばれる鋭い面とともに時折見せる叙情的な一面が垣間見えます。このピアノ・トリオ・アルバムでは、後者のスローからミデイアム・テンポのバラードとブルース、それもスタンダードが中心に演奏されています。玉が心地よく転がるような右手のフレーズ、美しいメロディで修飾されたアドリブ・ライン、そして真摯で妥協のない姿勢など、マッコイの特徴がよく伝わってきます。7曲目のGroove Waltzでは本来のモード奏法ですが、これがやはりとてもよいのですね。これこそがマッコイ節です。この曲はついつい繰り返したくなります。
1. Satin Doll (05:36)
2. We'll Be Together Again (03:36)
3. 'Round Midnight (06:19)
4. For Heaven's Sake (03:45)
5. Star Eyes (05:00)
6. Blue Monk (05:18)
7. Groove Waltz (05:27)
8. Days of Wine and Roses (03:20)
McCoy Tyner (p), Steve Davis (b), Lex Humphries ( Drums )
Recorded at the Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey on March 4, 1963.
iTunes Music Store では試聴可能です。→
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:16
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ミシェル・ペトルチアーニ/ピアニズム
JAZZ Piano 1
2004年11月11日
Michel Petrucciani /Pianism
こんにちは。今日はミシェル・ペトルチアーニですね。彼は1963年仏生れ、81年デビュー、99年36歳で没。生来ハンディのある身体でしたが全くそうしたことを感じさせない天才ピアノ芸術家。パーソネルは、ミシェル・ペトルチアーニ(p)、パレ・ダニエルソン(b)、エリオット・ジグムンド(ds)。1985年録音。
力強いドライブ感とタッチセンス、素晴らしい両手のテクニック、バランスある芸術感、どれをとっても80年に亡くなったビル・エヴァンスに替わって登場した次の世代を担う逸材でした。チック・コリアやキース・ジャレットより私はこのペトルチアーニのピアノが好きですしその感性に絶対的な信頼を寄せていました。
基本的に駄作がなくリーダー・アルバムがいずれも高水準となるアーティストです。エレクトリック楽器と一緒にフュージョン系のセッションを行ってもその魂の籠ったピアノは決して力負けすることはありません。普遍的な音楽性とその高い芸術性ゆえ、どんな中にあってもペトルチアーニの個性は違和感なく溶け込むことができ、しかも一等恒星のようにいつも一定のレベルで光り輝いています。
このピアニズムというアルバムはペトルチアーニの素顔を映すような素敵な素敵なピアノ・トリオ作品です。現代ピアノ・ジャズの完成された洗練さを示す典型的な一枚でしょう。Here's That Rainy Dayという愛らしいメロディのスタンダード曲では、ペトルチアーニのバラッド表現の魅力がよくわかる演奏になっています。同曲はデニー・ザイトリンのZeitgeistというアルバムでの演奏と共に私の大のお気に入りです。ペトルチアーニの写真に見るその優しい眼差しを感じる演奏です。
1. The Prayer
2. Our Tune
3. Face's Faces
4. Night And Day (Gay Divorce)
5. Here's That Rainy Day
6. Regina
Michel Petrucciani (p), Palle Danielsson (b), Eliot Zigmund (ds). Release on Dec 20, 1985.
iTunes Music Store では試聴可能です。→
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デューク・ジョーダン/フライト・トゥ・デンマーク
JAZZ Piano 1
2004年11月10日
Duke Jordan/Flight to Denmark
こんにちは。今日はデューク・ジョーダンの名盤フライト・トゥ・デンマークです。パーソネルは、デューク・ジョーダン(p)、マッズ・ヴィンディング(b)、エド・シグペン(ds)。1973年録音。Steeplechase。
デューク・ジョーダンのピアノは明朗でよくスイングする典型的なモダン・ジャス・ピアノです。このアルバムの中のOn Green Dolphin Streetという曲は私にとって何度も繰り返し聴きいてきた大のお気に入りナンバーなのです。スタンダードですので多くのミュージシャンに取り上げられていますが、このジョーダンの演奏が最も好きなものの一つですね。おしゃれでハイセンス、そしてわかりやすくて明るいアドリブ・フレーズ、これはもう万人受けする演奏だと思います。それに、マット・デニス作のEverything Happens to Meや表題曲のFlight to Denmark がまた品のよいキュートな演奏です。
休日の昼下がりや深夜などのくつろぎタイムにそ~っと聴くのがよいです。心地よいリズムと魅力的なフレーズが次から次へと繰り出されてきますので全身がじんわりとリラックスしてゆくのですよ。
1. No Problem
2. Here's That Rainy Day
3. Everything Happens to Me
4. Glad I Met Pat [Take 3][#]
5. Glad I Met Pat [Take 4]
6. How Deep Is the Ocean?
7. On Green Dolphin Street
8. If I Did-Would You? [Take 1][#]
9. If I Did-Would You? [Take 2]
10. Flight to Denmark
11. No Problem [Take 2][#]
12. Jordu [Take 1][#]
Duke Jordan(p), Mads Vinding(b), Ed Sigpen(ds).
1973.録音。Steeplechase Redcords.
iTunes Music Store では試聴可能です。→
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チャーリー・パーカー/ジャズ・アット・マッセイ・ホール
JAZZ Sax 1
2004年11月09日
Jazz at Massey Hall
こんにちは。今日はモダン・ジャズ創世記を代表する巨人達が一堂に会した歴史的ジャム・セッションのジャズ・アット・マッセイ・ホールです。パーソネルは、ディジー・ガレスピー(tp)、チャーリー・パーカー(as)、バド・パウエル(p)、チャーリー・ミンガス(b)、マックス・ローチ(ds)。53年カナダ・トロント録音。
全体に思いつくこととしてまずミンガスのベースが異様に主張しているという印象があります。従来のパーカーやパウエルの演奏ではこれほど変化のあるベース伴奏はありえないことでしょう。その不自然な音量からベースだけ後から追加録音しているような感じがありますね。
このアルバムで好きな曲はAll The Things You Areです。最初いきなりBird Of Paradiseのイントロが流れてきて面食らいますが、ディジー・ガレズピーがメロディーを吹いて建て直します。自在なパーカーのソロはもう流石という他言うこと無いですね。この曲は予想外のメロディラインで不思議と惹き付けられるのですね。意中の恋人であることがやっとわかるような感覚です。
また、Hot Houseでのパーカーのソロなどはもう全盛期のそれです。ガレスピーも安定したソロを聞かせてくれますし、パウエルの長いソロも申し分ないものです。その他では、Night in TunisiaでのパウエルのソロもあのAmazing Bud Powellでの演奏ほど鬼気迫るものではないですが十分にパウエルのひらめきを感じることができる優れた演奏だと思います。
1. Perdido
2. Salt Peanuts
3. All The Things You Are / 52nd Street Theme
4. Wee (Allen's Alley)
5. Hot House
6. A Night In Tunisia
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:03
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戦場のピアニスト/ロマン・ポランスキー
_movies
2004年11月08日
戦場のピアニスト/ロマン・ポランスキー
こんにちは。今日はポランスキーの名作「戦場のピアニスト」です。たった今約2時間半のDVDを見終わったばかりです。感動の名画でした。ショパンのピアノ曲が全編に流れます。2002年カンヌ映画祭パルムドール(最優秀作品賞)受賞。
第2次世界大戦をポーランドで奇跡的に生き抜いたユダヤ人ピアニストの伝記を忠実に映像化した美しい映画です。ポランスキー監督も幼少時代に強制収容所で母を亡くし自身は脱走するという同様の壮絶な経験を持っています。
まず、この映画、その映像がどの場面を見ても美しいというのが最初の10分くらいで感じることです。光と影の陰影、奥行を映す立体感、各映像の構図などがいずれも印象的です。丁寧に丁寧に精魂込めて手作りで作り上げられた感があります。「水の中のナイフ」のあのモノクロでセリフの少ない詩のような映像は忘れがたいものがありますが、ポランスキー監督の美意識には大いに共感できるというものです。「反撥」や「チャイナタウン」、「テス」などにも底流にはそうした耽美的感覚が流れていたように思います。
それに、ショパンのピアノ曲がやっぱとてもよいのですね。一番よかった演奏は、ドイツ人将校の前で震えながら弾いた「バラード第1番」です。あの震えは、長い間弾きたくても弾けなかったピアノを思う存分に弾けたという感動の震えだと私は思うのですね。演奏後に殺されるかもしれないという恐れからではなく、死ぬまでにもう一度だけピアノを思い切り弾きたかったその望みがやっと実ったという震えではなかったかと思うのです。幸いその将校に助けられ、食べ物も密かに分けてもらって生き延びることができるのですがね。このバラード1番は若い頃から何度も聴いてきた私にとっては馴染みの曲なのですが今回また断然好きになりました。
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投稿者 Jazz Blogger T : 10:48
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ライオネル・ハンプトン/スターダスト
JAZZ others 1
2004年11月07日
Lionel Hampton/ Star Dust
こんにちは。今日はライオネル・ハンプトン・オールスターズのジャズ史上に燦然と輝く名演をご紹介します。40年代から50年代にかけてノーマン・グランツが主催したJATPというスター・ジャズメンを一堂に会してジャムセッションを行うという人気企画がありました。西海岸でも同様なジャスト・ジャスト・コンサートと銘打ったジーン・ノーマン主催の企画が起こり、このアルバムはそのひとつなのですが、スターダストというスタンダード曲の名演が後世に語り継がれるほど有名なものとなりました。パーソネルは、ライオネル・ハンプトン(vib)、チャーリー・シェイバース(tp)、ウィリー・スミス(as)、コーキー・コーコラン(ts)、トミー・ドット(p)、バーニー・ケッセル(g)、スラム・スチュアート(b)、リー・ヤング(ds)。47年パサデナでの録音。
ライオネル・ハンプトンといえばこのスターダストというほど定番なのですが、私も学生時代に早速に手に入れて聴いてみたわけですが、それがなるほど明快な傑作であることがすぐ納得できました。スターダストといえば日本でもTV番組(昔々シャボン玉ホリデーというお笑い番組があったとさ)に使われていたほど有名なホギー・カーマイケル作の誰しもなじみのあるメロディ曲なのですが、その曲を当時のバップの名演奏者が順々にソロを繰り広げるという15分にわたる演奏です。それぞれに味のあるソロが聴けまして傑作かつ名演ということに違いないものです。その上に、このアルバムではジャズの素晴らしさと醍醐味を容易に感得できる演奏ということでは最右翼ではないかと思うのですね。
学生の頃、狭い下宿では大きな音をあまり頻繁に出せないのでヘッドホンを常用しておりましたが、ゼンハイザーというドイツ製の少しばかり高級なヘッドホンで聴くこのライオネル・ハンプトンのバイブの突き刺さるような金属音の感覚を今でもまざまざと思いだすことが出来ます。スターダスト以外に全4曲が収められていますが、このスターダストが突出していますのでその1曲だけのためにあるようなアルバムです。
ウィリー・スミスのアルト、チャーリー・シェイバースのトランペット、コキー・コーコランのテナー、スラム・スチュアートの肉声を伴う独特のベース奏法、ドミー・ドットのピアノ、バーニー・ケッセルのギター、そしてライオネル・ハンプトンのバイブと次々と魅力的なソロが続きます。ほんとわかりやすいジャズです。万人が認める名演というのはまさにこの演奏のことを言うのでしょう。ジャズの良さがいまいちわからない方にお勧めのアルバムです。マイルスやビル・エバンスらの有名だけど少し難解なジャズを聴く前にまずこのアルバムを聴いてジャズ・ストレッチングをして勘所を復習しておきましょう。なんてね(笑)。
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:10
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アル・ヘイグ/ジャズ・ウィル・オー・ザ・ウィスプ
JAZZ Piano 1
2004年11月06日
Al Haig/ Al Haig Trio
こんにちは。今日はアル・ヘイグです。40年代後半からチャーリー・パーカーやスタン・ゲッツとの共演の多い名ピアニストの代表的名盤です。パーソネルは、アル・ヘイグ(p)、ビル・クロウ(b)、リー・エイブラハム(d)。54年録音。このアルバムはなにを隠そう私の愛聴盤です。
アル・ヘイグのピアノに対する私の持つ印象は、その端整な佇まい、野辺に咲く一輪のスミレのような目立ちはせぬが近づくと限りなく美しい可憐なといったものです。メロディの豊かさ、スピード感、くつろぎ感などは、バド・パウエルの切羽詰った魅惑的な感覚とはまた趣の異なる魅力を持っていると思います。
ベースとドラムが文字通りの伴奏役であって面白みに欠けるきらいがありますが、この当時ではこんなものでしょう。アル・ヘイグのピアノが縦横に活躍します。また録音状態がそれほどよくはありません。ただし、この少しあいまいな音感がヘイグのピアノにはむしろ不思議な調和が感じられます。60年代以降の音質の良いヘイグのピアノが妙になじみにくいのは、このアルバムとそれに並ぶ同時期のもう一枚のアルバム、アル・ヘイグ・カルテットとの2枚の印象が強すぎるからだと思います。
1. Autumn In New York
2. Isn't It Romantic
3. They Can't Take That Away From Me
4. Royal Garden Blues
5. Don't Blame Me
6. Moonlight In Vermont
7. If I Should Lose You
8. April In Paris
9. All God's Chillun Got Rhythm
10. Body And Soul
11. Gone With The Wind
12. My Old Flame
13. On The Alamo
Al Haig (piano); Bill Crow (bass); Lee Abrams (drums).
Recorded at Esoteric Studios. 1954.3.13.NY録音。
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:20
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グラント・グリーン/マタドール
JAZZ Guitar 1
2004年11月04日
Grant Green/ Matador
こんにちは。今日はグラント・グリーンです。ブルーノート・レーベルのギター・ジャズといいますとまずこの人の名前が浮かびます。このマタドールというアルバムはその代表的な名作です。パーソネルは、グラント・グリーン(g)、マッコイ・タイナー(p)、ボブ・クランショウ(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。64年録音。
昨日のケニー・バレルのブルーノート盤ミッドナイト・ブルーに続いて、同じくブルーノート盤の人気盤のグラント・グリーンの本作をレコード棚の奥から引っ張リ出してきまして改めて聴いてみたわけです。K・バレルよりずっと頻繁に聴いてきましたので、しっかり記憶の底に定着したフレーズには感激です。リズムがマッコイ・タイナーにエルヴィン・ジョーンズという、私のお気に入りの当時のコルトレーンのリズム隊で、ベースがジミー・ギャリソンでなくボブ・クランショウですがリー・モーガンのサイド・ワインダーとかに参加した実力派です。
64年といいますとコルトレーン・カルテットが最も充実していた時期でして、マッコイもエルヴィンも油の乗り切った演奏を聞かせてくれます。1曲目と2曲目(レコードではA面)を昔はよく聴きました。2曲目のMyFavoritesThingsはコルトレーン・カルテットの演奏が有名ですが私はこちらのグリーンの演奏の方がはっきり言って好きです。マッコイのピアノ、エルヴィンのドラムはやっぱたまらないものがあります。
名前を忘れましたが京都河原町今出川上るにあった2階にあるジャズ喫茶で、このアルバムがよくかかってました。ひげのマスターの好みはしょっちゅう通ってますとだいたい分かってきますが、自分もその影響を受けていたのだなあと今さらながら感じます。そのお店、アルテックの大きなスピーカーで、客はいつも1人か2人でしたね。
〔追記2005/3/23〕
ジャズ喫茶の名前をふと思い出しました。「52番街」です。ネットで調べて間違いないことを確認しました。店内の様子を今だにありありと思い出すことができます。自分のお気に入りのいつも座っていた場所も。
試聴はAmazon.co.jpで可能です。→ Grant Green/ Matador
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:11
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ケニー・バレル/ミッドナイト・ブルー
JAZZ Guitar 1
2004年11月03日
Kenny Burrell/ Midnight Blue
こんにちは。今日はブルーノート・レーベルのギター・ジャズの名盤、ケニー・バレルのミッドナイト・ブルーです。パーソネルは、Stanley Turrentine(ts)、Kenny Burrell(g)、Major Holley Jr(b)、Bill English(ds)、Ray Barretto(cong)。1963年録音。ケニー・バレルはブルース・フィーリングの横溢した当代屈指のギタリストとして長く第一人者として活躍してきました。
このアルバムは私にとってはなじみのブルージージャズでして隣の兄さん的印象ですが、BlueNoteでは特に人気盤とのことでその躍進ぶりには少し嬉しいけれど意外な感じもあります。実は今朝、めったに覗くことのなかったレコード棚の奥の奥を物色していましたら目につきましたので何年かぶりにターンテーブルに載せてみたのでした。共演者が物足りない、特にスタンリー・タレンタインのテナーがちょいとB級かなと勝手に思い込んでいましたが、そんなことをものともしないバレルのマイペースのブルース・ギターなのでしたね。学生時代に繰り返し聴いたなじみのフレーズを思い出しては悦に入るのでした。
全7曲すべてブルースですが強い臭みはなくほどよく洗練された演奏に仕上がっています。特に6曲目の Gee Baby, Ain't I Good to You が渋くて好みです。これを聴くためだけにでもこのCDを手に入れる価値ありというものです。当時のブルー・ノートではギタリストとしてケニー・バレルとグラント・グリーンが特によく起用されているようですが、二人はアルフレッド・ライオンの好みに一致したのだろうな、それはたぶん日本人の好みにもかなりオーバーラップするのですよね、と改めて感じたしだいです。
米Amazonでは試聴できます。→ Kenny Burrell/Midnight Blue
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:12
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カウント・ベイシー/ベイシー・イン・ロンドン
JAZZ others 1
2004年11月02日
Cout Basie/ Basie in London
こんにちは。今日はビッグ・バンドの大御所カウント・ベイシーのベイシー・イン・ロンドンです。1956年スウェーデンでの録音。パーソネルは多くて記載しませんが、ソロをとるのは、ジョー・ニューマン(tp)、サド・ジョーンズ(tp)、フランク・フォスター(ts)、ベニー・パウエル(tb)らで、リズムはカウント・ベイシー(p)、フレディ・グリーン(g)、エディ・ジョーンズ(b)、ソニー・ペイン(ds)。
ビッグ・バンド・ジャズで、デューク・エリントンと人気を二分したカウント・ベイシーの代表作と言われるのがこのアルバムです。ロンドンという表題にもかかわらず実際はスウェーデンのエーテボリでのコンサート実況録音と言われています。これは56年9月のベイシー楽団のヨーロッパ楽旅、特にロンドンでの大成功を記念してタイトルが付けられたようです。
ベイシー楽団の特徴は独特のジャンプと言われる躍動するスイング感にあります。グリーン以下のリズム隊が強烈なリズムを刻み、ベイシーがアクセントのあるピアノ・リフを示します。30年代からオール・アメリカン・リズム・セクションと呼ばれています。その典型は1曲目のJumpin' at the Woodsideで聴くことができます。そして最もよい出来は4曲目のNailsです。雰囲気がよくてご機嫌な気分になってくるジャズですね。たまに聴いては元気を分けてもらうといった感じです。
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投稿者 Jazz Blogger T : 20:13
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カーリン・クローグ/ハイ・フライ
JAZZ Vocal
2004年11月01日
Karin Krog/ High Fly
こんにちは。今日は北欧の歌姫カーリン・クローグの傑作アルバムを紹介します。アーチー・シェップとの競演盤ハイ・フライです。パーソネルは、Karin Krog(vo)、Archie Shepp(ts)、Charles Greenlee(tb)、Jon Balke(p)、Arild Andersen(b)、Beaver Harris(ds)、Cameron Brown(b)、76年録音。
このアルバムは通常のボーカル・アルバムと趣が異なっていまして、クローグの歌が器楽的といいますか、純粋で真摯なジャズ・アルバムに仕上がっています。とても心地良くスイングするのですね。アーチー・シェップは60年代からそのテクニックで第一人者として活躍していますが、このアルバムでも申し分無い安定したテナーが聴けます。驚きといいますか発見は、トロンボーンのチャールズ・グリーンリーです。随所で長いソロをとっていまして、そのソロの素晴らしいことといったら私がこれまでに聴いたトロンボーンの中で最も推すトロンボーン演奏です。こんなに素敵にスイングするtbは他に知りません。
このアルバムで印象に残る曲は、4,SOLITUDE や5.HI-FLYです。ジャズという音楽の持つ奥深さや自由な広がりといったものがダイレクトに伝わってくる演奏です。成熟した音楽とでも表現したくなる類のものです。ちなみに、このアルバム発売当時の日本盤レコードではクローグとシェップの2ショットのジャケットでした。私はそれを持っています。繰り返し繰り返し聴いた懐かしいレコードです。
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投稿者 Jazz Blogger T : 22:52
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