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アル・ヘイグ/ジャズ・ウィル・オー・ザ・ウィスプ

JAZZ Piano 1

2004年11月06日

アル・ヘイグ/アル・ヘイグ・トリオ Al Haig/ Al Haig Trio

 こんにちは。今日はアル・ヘイグです。40年代後半からチャーリー・パーカーやスタン・ゲッツとの共演の多い名ピアニストの代表的名盤です。パーソネルは、アル・ヘイグ(p)、ビル・クロウ(b)、リー・エイブラハム(d)。54年録音。このアルバムはなにを隠そう私の愛聴盤です。

 アル・ヘイグのピアノに対する私の持つ印象は、その端整な佇まい、野辺に咲く一輪のスミレのような目立ちはせぬが近づくと限りなく美しい可憐なといったものです。メロディの豊かさ、スピード感、くつろぎ感などは、バド・パウエルの切羽詰った魅惑的な感覚とはまた趣の異なる魅力を持っていると思います。

 ベースとドラムが文字通りの伴奏役であって面白みに欠けるきらいがありますが、この当時ではこんなものでしょう。アル・ヘイグのピアノが縦横に活躍します。また録音状態がそれほどよくはありません。ただし、この少しあいまいな音感がヘイグのピアノにはむしろ不思議な調和が感じられます。60年代以降の音質の良いヘイグのピアノが妙になじみにくいのは、このアルバムとそれに並ぶ同時期のもう一枚のアルバム、アル・ヘイグ・カルテットとの2枚の印象が強すぎるからだと思います。

1. Autumn In New York
2. Isn't It Romantic
3. They Can't Take That Away From Me
4. Royal Garden Blues
5. Don't Blame Me
6. Moonlight In Vermont
7. If I Should Lose You
8. April In Paris
9. All God's Chillun Got Rhythm
10. Body And Soul
11. Gone With The Wind
12. My Old Flame
13. On The Alamo

Al Haig (piano); Bill Crow (bass); Lee Abrams (drums).
Recorded at Esoteric Studios. 1954.3.13.NY録音。

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投稿者 Jazz Blogger T : 21:20 | トラックバック

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