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ケニー・バレル/ミッドナイト・ブルー

JAZZ Guitar 1

2004年11月03日

ケニー・バレル/ミッドナイト・ブルー Kenny Burrell/ Midnight Blue
 
 こんにちは。今日はブルーノート・レーベルのギター・ジャズの名盤、ケニー・バレルのミッドナイト・ブルーです。パーソネルは、Stanley Turrentine(ts)、Kenny Burrell(g)、Major Holley Jr(b)、Bill English(ds)、Ray Barretto(cong)。1963年録音。ケニー・バレルはブルース・フィーリングの横溢した当代屈指のギタリストとして長く第一人者として活躍してきました。

 このアルバムは私にとってはなじみのブルージージャズでして隣の兄さん的印象ですが、BlueNoteでは特に人気盤とのことでその躍進ぶりには少し嬉しいけれど意外な感じもあります。実は今朝、めったに覗くことのなかったレコード棚の奥の奥を物色していましたら目につきましたので何年かぶりにターンテーブルに載せてみたのでした。共演者が物足りない、特にスタンリー・タレンタインのテナーがちょいとB級かなと勝手に思い込んでいましたが、そんなことをものともしないバレルのマイペースのブルース・ギターなのでしたね。学生時代に繰り返し聴いたなじみのフレーズを思い出しては悦に入るのでした。

 全7曲すべてブルースですが強い臭みはなくほどよく洗練された演奏に仕上がっています。特に6曲目の Gee Baby, Ain't I Good to You が渋くて好みです。これを聴くためだけにでもこのCDを手に入れる価値ありというものです。当時のブルー・ノートではギタリストとしてケニー・バレルとグラント・グリーンが特によく起用されているようですが、二人はアルフレッド・ライオンの好みに一致したのだろうな、それはたぶん日本人の好みにもかなりオーバーラップするのですよね、と改めて感じたしだいです。

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投稿者 Jazz Blogger T : 20:12 | トラックバック

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