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チャーリー・パーカー/ジャズ・アット・マッセイ・ホール
JAZZ Sax 1
2004年11月09日
Jazz at Massey Hall
こんにちは。今日はモダン・ジャズ創世記を代表する巨人達が一堂に会した歴史的ジャム・セッションのジャズ・アット・マッセイ・ホールです。パーソネルは、ディジー・ガレスピー(tp)、チャーリー・パーカー(as)、バド・パウエル(p)、チャーリー・ミンガス(b)、マックス・ローチ(ds)。53年カナダ・トロント録音。
全体に思いつくこととしてまずミンガスのベースが異様に主張しているという印象があります。従来のパーカーやパウエルの演奏ではこれほど変化のあるベース伴奏はありえないことでしょう。その不自然な音量からベースだけ後から追加録音しているような感じがありますね。
このアルバムで好きな曲はAll The Things You Areです。最初いきなりBird Of Paradiseのイントロが流れてきて面食らいますが、ディジー・ガレズピーがメロディーを吹いて建て直します。自在なパーカーのソロはもう流石という他言うこと無いですね。この曲は予想外のメロディラインで不思議と惹き付けられるのですね。意中の恋人であることがやっとわかるような感覚です。
また、Hot Houseでのパーカーのソロなどはもう全盛期のそれです。ガレスピーも安定したソロを聞かせてくれますし、パウエルの長いソロも申し分ないものです。その他では、Night in TunisiaでのパウエルのソロもあのAmazing Bud Powellでの演奏ほど鬼気迫るものではないですが十分にパウエルのひらめきを感じることができる優れた演奏だと思います。
1. Perdido
2. Salt Peanuts
3. All The Things You Are / 52nd Street Theme
4. Wee (Allen's Alley)
5. Hot House
6. A Night In Tunisia
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:03 | トラックバック
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