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ボビー・ハッチャーソン/ハプニングス

JAZZ others 1

2004年11月28日

ボビー・ハッチャーソン/ハプニングス Boby Hutcherson / Happenings

 こんにちは。今日はボビー・ハッチャーソンです。60年代以降活躍の新主流派のヴァイブ奏者です。このハプニングスというブルーノート・レーベルの人気アルバムはあの処女航海が収められており、作者ハービー・ハンコックも参加しています。パーソネルは、ボビー・ハッチャーソン(vib,marimba)、ハービー・ハンコック(p)、ボブ・クランショウ(b)、フィリー・ジョー・チェンバース(ds)。66年録音。

 ボビー・ハッチャーソンのヴァイブは非情にクール、それでいて熱いものを感じます。ハンコックのピアノから感じられるものに少し近い気がします。ライオネル・ハンプトン→ミルト・ジャクソンとバトンを引き継ぎ、さらにはゲイリー・バートンへと繋げるという感じでしょうか。また、ここでの処女航海はこのハッチャーソンらの演奏の方がハンコック自身の表題アルバムの演奏よりも人気が高いのではないかと思えるほどに有名ですし確かに名演だと思います。ヴァイブの美しい単音と独特のグルーブ感は曲想によくマッチしています。ハンコックのピアノ・バッキングと短いソロも流石にツボを押えているという印象で、この名演へのハンコックの貢献は多大に違いありません。

 全7曲中、他の6曲はハッチャーソンの自作です。2.Bouquetや6.When You Are nearでの美しいメロディと沈静したムードも多少重い感じは否めないですがなかなかいいですね。ただ個人的にはアップテンポのモード手法全回の演奏がベターだと思います。1.Aquarian Moonや5.Head Startの2曲は純粋に楽しめますね。ハッチャーソンのクールだけど熱いインプロヴィゼーションに卓越した力量を感じることができます。3.Rojoはラテン系アレンジですが同様にgoodです。

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投稿者 Jazz Blogger T : 20:06 | トラックバック

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