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ローリング・ストーンズ/シングル・コレクション

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2004年11月30日

ローリング・ストーンズ/シングル・コレクション Rolling Stones / Singles Collection

 ローリング・ストーンズは中学生の頃に夢中になって聞きました。60年代のヒット曲にはビートルズに十分対抗しうるカッコイイ曲がたくさんあります。優等生のビートルズも当然大好きでしたがバンカラ風のストーンズには何やら共感めいたものを感じていました。最初聴いたときは、何だこりゃ録音バランスがひどいレコードだなあというのが印象としてあり、それはボーカルとバックの楽器とを同時に一発で録音するということで、そんな荒削りなところも魅力の一つだったのかもしれません。このCDはローリング・ストーンズ60年代のシングル・レコードを全て集めた所謂ヒット曲集です。3枚セットのCDですがストーンズの名曲の多さには改めて感心します。

 ローリング・ストーンズは60年頃に結成され、ミック・ジャガー(vo)、キース・リチャーズ(g)、ブライアン・ジョーンズ(g)、ビル・ワイマン(b)、チャーリー・ワッツ(ds)の5人組みに固定された63年くらいからヒット曲を連発してビートルズと並ぶ人気を獲得します。ブライアンは69年に脱退後変死し、ミック・テイラーが後釜に入ります。70年代以降も延々と続きますが私の興味は主に60年代にあります。

 数年前にもヒット曲を集めた同様の フォーティー・リックス という2枚組CDが発売されていますが、そちらは60年代に1枚、それ以降に1枚という割り振りになっておりまして、当然60年代を1枚20曲に押し込みますと漏れ出る名曲が出てくるわけで、実際、We Love You、2000 Light Years From Home、As Tears Go By、Little Red Rooster、Time Is On my Side、Dandelion、Lady Janeといった私の大のお気に入り曲が抜け落ちています。今日ご紹介している3枚組は60年代だけで3枚全58曲ですからほぼ網羅できるというものです。それくらいストーンズのヒット曲は多いということですね。
 
 個人的なお好みは、Street Fighting Man、She's A Rainbow、We Love Youがまずあり、さらに上に挙げた曲、それにGet Off My Cloud、Honkey Tonk Womenなど、それにSatisfactionやJumpin' Jack Flashらの大ヒットは別格です。特に、Street Fighting Manの典型的なロックンロールのリズム感は素晴らしくて、中学生時代の私のテーマ曲といってもよい曲でしたね。いまだにあのギターのキーンという共鳴音を聴くたびに武者震いをしてしまいますが、ローリング・ストーンズの魅力の多くはキース・リチャーズの特徴的かつ魅惑的なギター・リフを基調とするストレートなロックン・ロール、その純正さにありますね。チャーリー・ワッツの叩くドラムにビル・ワイマンのベースが載って、ミック・ジャガーの黒っぽいボーカルが雄たけびを上げるという、それら直球勝負が力強くて男らしくて堪らない、まさにストーンズこそがロックの原点という感じですね。

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投稿者 Jazz Blogger T : 10:00 | トラックバック

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