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ウィントン・ケリー/ケリー・ブルー
JAZZ others 1
2005年02月15日
Wynton Kelly / Kelly Blue
今日はウィントン・ケリーの大人気盤『ケリー・ブルー』です。トリオ演奏とセクステット演奏の2種の録音ですが共に最高にブルージーなハードバップです。パーソネルは、1,5,8,ウイントン・ケリー(p)、ナット・アダレイ(cor)、ベニー・ゴルソン(ts)、ボビー・ジャスパー(fl)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)、2,3,4,6,7,ウイントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。1959年NY録音。
本作はウィントン・ケリーのピアノを目一杯堪能できる好アルバム、私の大の愛聴盤です。1曲目の特徴ある魅力的なテーマメロディのKelly Blueでいきなりブルーなジャズ的世界に引き込まれてゆきます。こりゃ堪らない、お好きにどうぞと思わず身を委ねてしまいそうになりますね。
続く3曲はスタンダード・ナンバーのトリオ演奏で、2. 朝日のごとくさわやかに、3. オン・グリーン・ドルフィン・ストリート、4. ウィロウ・ウィープ・フォーミーと、お好みの曲が並びますね。いずれもケリーのピアノが素晴らしいですが、特に2でのケリーは最高にいいです。こういう小洒落たブルースは完全にツボにはまっているという感じです。ソニー・クラークのSoftly,~もよいですが、こちらケリーもとても印象深いよい演奏だと思います。
3曲目も大々好きなメロディーです。すぐにデューク・ジョーダンらを思い浮かべますが、ここでのケリーもブルースを基調にしてなかなかいい具合です。4曲目は元々ブルース曲なのでこちらの方が自然でbetterでしょうか。6,7もトリオ演奏でして、ここでもブルース調の転がるようなケリーのピアノが心地よいテイストをかもし出しています。トリオ演奏でのP・チェンバースのベースがずっしり重くて頼もしいってのも特筆しておきたいことです。当時のマイルス・デイヴィスのレギュラー・リズム隊ということもあるのでしょうが、文句の付けようの無い完成度の高い演奏です。
それにしましても、本ブログでのウィントン・ケリーの登場回数の多いこと、恐らく1番だと思われます。58年くらいから60年代前半の短い期間ですが、モダン・ジャズの全盛期でのケリーは数多くの著名アルバムに参加しています。私にとりましてソニー・クラークとウィントン・ケリーの二人は別格ジャズマンなのですね。
1. Kelly Blue
2. Softly, As In A Morning Sunrise
3. On Green Dolphin Street
4. Willow Weep For Me
5. Keep It Moving - (take 4)
6. Old Clothes
7. Do Nothin' Till You Hear From Me
8. Keep It Moving - (take 3, bonus track)
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関連エントリはこちら。
→ウィントン・ケリー/ウィスパー・ノット
→ウィントン・ケリー/フル・ヴュー
→ウィントン・ケリー/ケリー・グレイト
→ウィントン・ケリー/ケリー・アット・ミッドナイト
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投稿者 Jazz Blogger T : 23:41 | トラックバック
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