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ジョー・スタッフォード/ジョー+ジャズ

JAZZ Vocal

2005年02月14日

jo+jazz.jpeg Jo Stafford / Jo+Jazz

 今日はジョー・スタッフォードです。名盤『ジョー+ジャズ』はエリントニアン(エリントン楽団のメンバー)らをバックに「いそしぎ」の作曲者ジョニー・マンデルのアレンジの洗練された粋なジャズ・ヴォーカル・アルバム。パーソネルは、ジョー・スタッフォード(vo)、レイ・ナンス(tp)、ジョニー・ホッジス(as)、ベン・ウェブスター(ts)、ハリー・カーネイ(bs)、ラス・フリーマン(celeste)、ジミー・ロウルズ(p)、ジョー・モドラゴン(b)、メル・ルイス(ds)、ジョニー・マンデル(con,arr)。1960年LA録音。CBS。

 何といいましてもスタッフォードの歌声とともにジョニー・ホッジスやベン・ウェブスターらのソロを一緒に味わえるという豪華さがこのヴォーカル盤の魅力です。スタッフォードは1920年生れ、40年代前半にトミー・ドーシー楽団でフランク・シナトラとともに看板歌手として活躍し、44年にソロ歌手として独立後ポピュラー歌手として大スターとなります。

 本作は60年録音で持ち前の透明感ある歌声はやや失われていますが説得力ある歌唱とともに白人女性ヴォーカル特有のほのかな色香が漂っており大変魅力的な作品に仕上がっていると思います。それにエリントニアンと西海岸の混成ジャズマンからなるジャジーなバックがなかなかお洒落でよいですね。

 全12曲。往年の米ショー・ビジネスの洗練さの一端を覗えるような内容です。1曲目は大好きなエリントン・ナンバー。エリントン40年代のレイ・ナンスでしたか歌入りの名演奏が思い出されます。2.For Youはトミー・ドーシー楽団在籍時のヒット曲。以下もスタンダードの名演が続きます。個人的には、8や9のミディアム・スローのしっとり歌うスタッフォードが好みです。ベン・ウェブスターのソロが渋いですし、ジョニー・ホッジスの優雅なソロも随所で聴けます。やっぱホッジスは凄いですね。いつもながら麗しい音色でツボを押えてます。オブリガートひとつとっても違いますよね。それと、セレスタを意外にもあの名手ラス・フリーマンがやってるのです。

1. Just Squeeze Me
2. For You
3. Midnight Sunen
4. You'd Be So Nice To Come Home To
5. The Folks Who Live On The Hill
6. I Didn't Know About You
7. What Can I Say After I Say I'm Sorry
8. Dream Of You
9. Imagination
10. S'posin
11. Day Dream
12. I've Got The World On A String

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