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リー・モーガン/キャンディ

JAZZ Trumpet

2004年12月15日

candy.jpeg Lee Morgan / Candy

 こんにちは。今日はリー・モーガンです。このキャンディはモーガンの数あるリーダー作の中で唯一のワン・ホーン・アルバム。リー・モーガンの代表作として定評のある人気盤です。パーソネルは、リー・モーガン(tp)、ソニー・クラーク(p)、ダグ・ワトキンス(b)、アート・テイラー(ds)。1957年録音。BlueNoteレーベル。

 リー・モーガン若干19才の吹き込み。クリフォード・ブラウンの死(1956年)後にポスト・ブラウンとして名乗りをあげることになります。溌剌とした抜けのよいトランペットが素晴らしい。1曲目のキャンディがモーガンの特徴を示した典型的な名演と言えるでしょう。ミディアム・テンポのキュートなメロディを持つスタンダード曲をファンキーに格好よく演じるという点では圧倒的に魅力的です。そして、このアルバムをハード・バップの名盤としているもう一つの要素はピアノのソニー・クラークにあることは間違いないことでしょう。随所に見せるソロ、それにバッキングには、いつもながらやはり唸らされてしまいます。そのフィーリングやスタイルはワン・パターンかも知れないけれど好きなものは好きと言い切れる何かがあります。全6曲、いずれもモダン・ジャズの粋が感じられる、印象に残る好アルバムです。

 そういえば、半年ほど前に大阪天王寺にあるジャズ喫茶トップシンバルに何年かぶりで寄った際に、私の後から来たおじさん風の方がこのキャンディをリクエストしまして、店内客二人だけで一緒にモーガンのファンキー節に聞き入りましたね。それは良いとして他のアルバムがCDをかけていて1枚に50分くらいかかるのにはちょっと辟易でした。やはりレコード片面20分くらいで次々に違うのをかけてくれる方がよいのにと残念でしたね。

 神戸元町のジャムジャムはその点良いですね。レコードのみですから。今週、元町では恒例のルミナリエがやってまして、ジャズ好きの方で元町に来られるなら一度ジャムジャムに寄ってみるとよいと思いますよ。昔ながらの真摯なジャズ喫茶です。ホームページには地図もあります。→Web Jam Jam

jamjam1.jpegjamjam2.jpeg







 

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