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クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ/クリフォード・ブラウン、マックス・ローチ

JAZZ Trumpet

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2004年12月14日

brown_roach.jpeg Clifford Brown and Max Roach / Clifford Brown, Max Roach

 こんにちは。今日はクリフォード・ブラウンとマックス・ローチの有名な双頭コンビの登場です。このアルバム、クリフォード・ブラウン&マックス・ブラウンは彼らの代表的な名盤です。パーソネルは、クリフォード・ブラウン(tp)、ハロルド・ランド(ts)、リッチー・パウエル(p)、ジョージ・モロウ(b)、マックス・ローチ(ds)。1954-55年録音。Emercyレーベル。

 クリフォード・ブラウンのトランペット演奏が、53年頃の強いアタックのあるパーカッシブな演奏から、54-55年では丸みを帯びてよりリリカルでメロディアスな円熟したスタイルに微妙に変化しているのがわかります。このアルバムでのクリフォード・ブラウンにはジャズ史上最も優れたトランペッターとしてのほとんど完璧とも言える名演奏を聞くことができます。マックス・ローチも正確無比で完璧なテクニックを持つドラマーとして著名で、この二人の共演はもうハード・バップの典型的な模範演奏と言えます。

 私にとってこのアルバムは繰り返し聴いてきた思い入れのあるアルバムです。どの曲もアドリブのメロディを覚えるほど聴いています。選曲も素敵な歌もので占められていまして大変好ましいものです。クリフォード・ブラウンは、1930年生れ、1956年没。享年25才。本作のピアノのリッチー・パウエル(バド・パウエルの弟)夫妻と共に自動車事故死。
1.Delilah、2.Parisian Thoroughfare、3.The Blues Walk、4.Daahoud、5.Joy Spring、6.Jordu 他

 このブラウンとローチの双頭コンビによる名演は本作を含めて4作ほどがよく知られています。他の3枚は以下に示すものです。いずれもブラウンの死の直前の1954~55年に録音されています。
イン・コンサート In Concert 1954年録音。白熱のライブ。
スタディ・イン・ブラウン Study in Brown 1955年録音。完成されたスタジオ録音。
アット・ベイズン・ストリート At Basin Street 1955年録音。S・ロリンズ参加の興奮ライブ。

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投稿者 Jazz Blogger T : 21:35 | トラックバック

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