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ソニー・ロリンズ/ソニー・ロリンズVol.2

JAZZ Sax 2

2005年04月18日

rollins_vol2.jpeg Sonny Rollins/ Sonny Rollins Vol.2

 今日はソニー・ロリンズです。ロリンズ絶好調の代表作の一つ『ソニー・ロリンズVol.2』。シルバーとモンク両巨人ピアニストが参加した貴重で興味深い録音です。パーソネルは、ソニー・ロリンズ(ts)、J.J.ジョンソン(tb)、ホレス・シルバー(p)、セロニアス・モンク(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・ブレイキー(ds)。1957年録音。BlueNote1558。

 ロリンズは56年にモンクの名品『ブリリアント・コーナーズ』ですでにモンクとの共演を果たしていますが、本作でもモンクが参加した2曲で素晴らしい名演を残しています。2曲とは、3.Misteriosoと
4.Reflectionsです。特にリフレクションズでのモンクに触発された2度目のソロは圧巻です。跳躍した自由なソロなのです。こういうのを目の当たりにしますとさすがにモンクの影響力は凄いなと感心します。コルトレーンに対してもこの時期に同様なイマジネーションを与えていますよね。

 ちなみにミステオリオーソと言えばアルバム名にもなっているジョニー・グリフィン参加のリバーサイドのライブ盤を思い起こしますが本作ロリンズとの共演の方が時系列では先なのですね。私にとってはリバーサイド盤を先に買って長く聴いていますのでどうしてもそちらを基準に考えてしまいますね。

 このアルバムはモンク以外にもホレス・シルバーにアート・ブレイキーと57年といえばすでに自身のコンボを率いている大御所、それに当時No.1のベースのチェンバースを迎えて、これはほとんど巨匠たちによるブローイング・セッションの体をなしています。ところが、明らかに異色のモンクが2曲で参加することでそうした単なるブローとは一味違う波紋を投げかけています。不思議な魅力のあるアルバムというわけです。しかも、ミステリオーソではピアノが途中モンク→シルバー→モンクと代わっているのですね。シルバーがモンク曲であってもやはりシルバー節のファンキー調を奏でるところなど興味深いものがありますね。

 いずれにしましても、この時期のハード・バップ・テナーの王道を怖いものなしでひた走るロリンズの自信に満ちた豪放かつ自在な素晴らしいテナーを堪能できるアルバムです。56~58年のロリンズの残したジャズ・アルバムはモダン・ジャズの一つの典型的な象徴として不変の価値があると思いますが、本作はまさにそうした一枚なのです。

1. Why Don't I
2. Wail March
3. Misterioso
4. Reflections
5. You Stepped Out Of A Dream
6. Poor Butterfly

JR.comでは試聴可能です。→Sonny Rollins Vol.2

詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Sonny Rollins/ Sonny Rollins Vol.2

関連エントリはこちら。
 → ソニー・ロリンズ/テナー・マッドネス(1956)
 →ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス(1956)
 →ソニー・ロリンズ/ヴィレッジバンガードの夜(1957)
 →ソニー・ロリンズ/ウエイ・アウト・ウエスト(1957)


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投稿者 Jazz Blogger T : 21:46 | トラックバック

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