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コールマン・ホーキンス/ジェリコの戦い

JAZZ Sax 1

2005年03月23日

alive.jpeg Coleman Hawkins/Hawkins! Alive! at the Village Gate


 今日はコールマン・ホーキンスです。1930年代から活躍するジャズ・テナーの父と呼ばれたホーキンスが60年台に残した定評あるワンホーンの痛快ライブ盤『ジェリコの戦い』です。パーソネルは、コールマン・ホーキンス(ts)、トミー・フラナガン(p)、メイジャー・ホリー(b)、エディ・ロック(ds)。1962年NYヴィレッジ・ゲイトにてライヴ録音。

 このアルバムはよく記憶に残っています。ジャズにのめりこんである程度の時間が経過した頃、京都三条河原町にある「Big Boy」というジャズ喫茶で初めて耳にしました。コールマン・ホーキンスというとスイング時代の名テナーくらいとしか知らなかったのですが、その豪快なモダン・ジャズのバップの響きを聞いて驚いたのを記憶しています。最初聴いたときは誰これ?こんな人いたっけ、ホーキンスの名前を見てそうかこういうテナーを演る人なんだと一人ごちたことを思い出します。

 50年代後半~60年代初頭はホーキンスにとっては満足な録音を多く残しているように思います。このブログでも紹介したシェリー・マンの『2-3-4』やモンクの『モンクス・ミュージック』などでは現役バッパーとしての一面を見事に披露していますね。それとビレッジ・ゲイトはニューヨークの有名なジャズ・クラブです。ハービー・マンやクリス・コナーらのライブ盤がよく知られています。

 実に流麗な渋いテナーです。もう一つ特筆すべきはトミー・フラナガンのピアノです。コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』に聞かれたような動的なテナーに対比する静的な素敵なピアノです。また、ベースがハミングをしながら弓引きをしていまして、ライオネル・ハンプトンの『スター・ダスト』の名演奏が思い起こされます。1曲目のAll the things you areは大好きな曲です。 

1.オール・ザ・シングス・ユー・アー
2.ジェリコの戦い
3.マック・ザ・ナイフ
4.町の噂
5.ビーン・アンド・ザ・ボーイズ(追加曲)
6.イフ・アイ・ハド・ユー(追加曲)

学生時代によく通ったジャズ喫茶を少しまとめておきましょう。すべて京都市内です。
①「52番街」 最もよく通ったお店。レンガ作りの建物の2F。選曲に影響を受けました。ヒゲのマスターが日活ロマンポルノの男優に似た渋い方でした。
②「しあん・くれ~る」「Man Hall」 たまに行きました。前者は有名、後者は52番街の次によく通いました。
③「Big Boy」「ブルー・ノート」 連れとちょっとお茶でもというノリでよく行きました。
④「Yamatoya」「zac baran」 下宿が近かったので風呂の帰りとかにたまに寄っていました。前者ではアルテックの大きなスピーカーが印象的でマイルスの『ESP』を初めて聴いてショックを受けたことを思い出します。
参考にさせていただいたサイト。→ジャズ喫茶マッチの旅さん、ありがとうございます。

詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Coleman Hawkins/Hawkins! Alive! at the Village Gate

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