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レイ・ブライアント/レイ・ブライアント・トリオ

JAZZ Piano 3

2005年10月22日

raybryanttrio.jpeg Ray Bryant / Ray Bryant Trio

 今日はレイ・ブライアントの代表作『レイ・ブライアント・トリオ』を聞いています。とても渋いピアノですね。小気味良くスイングするタッチセンスが実に素晴らしい。左手が右手同様に均等に活躍するちょっと古めかしいスタイルではあります。パーソネルは、レイ・ブライアント(p)、アイク・アイザックス(b)、スペーシス・ライト(ds)。1957年録音。Prestige。

 レイ・ブライアントのピアノってかっこいいんですよね。以前にご紹介した『レイ・ブライアント・プレイズ』でもそのイカしたピアノを存分に堪能することができます。やはりミディアム・テンポのブルージーな曲で聞かれるレイ・ブライアントならではのドライブ感とグルーヴ感といいますのは実に心地よい具合なのですね。

 そのノリは西海岸のハンプトン・ホーズに近いものが感じられます。リズムの上を少し溜めながら軽々と跳ね回るスタイル、それに実に小気味よい右手の巧みなフレージングとほどよいグルーヴ感など、これらはまさに職人芸と呼べるものです。私はこの種のピアノって大好きなのですね。何気なくジャズ的雰囲気に浸りたいときなどに聞くにはもってこいの高級でいながらお茶の間感覚のピアノ・ジャズなのであります。 

 全8曲。後半の4曲が特に私のお好みになっています。7曲目Daahoudや8曲目Sonarでのドライブ感ある演奏には完全に脱帽ものです。何て心地よいピアノ・ジャズなのでしょうか。ほんと素晴らしいセンスですね。ほとんどレイ・ブライアントのピアノ・ソロのみで1曲3分とか4分が占められていまして、流石にその圧倒的な歌い回しぶりには参ってしまいますよね。カッコよいんです。

 アルバム・ジャケットもいい感じで私は好きです。いかにもジャズマンという感じで、くわえタバコの似合うブライアントなのですね。

1. Golden Earrings
2. Angel Eyes
3. Blues Changes
4. Splittin'
5. Django
6. The Thrill Is Gone
7. Daahoud
8. Sonar

Ray Bryant (piano); Ike Isaacs (bass); Specs Wright (drums). Recorded at the Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey on April 5, 1957. Includes liner notes by Ira Gitler. Prestige.

JR.comでは試聴可能です。→Ray Bryant Trio

詳しくはアマゾンでどうぞ。→
Ray Bryant / Ray Bryant Trio

関連エントリーはこちら。
  →レイ・ブライアント・プレイズ
  
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