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エディ・コスタ/ザ・ハウス・オブ・ブルー・ライツ

JAZZ Piano 2

2005年03月10日

house_of_bluelight.jpeg Eddie Costa /The House of Blue Lights

 今日は鬼才白人ピアニストのエディ・コスタです。31才でこの世を去ったコスタの傑作ピアノ・トリオ・アルバム『ザ・ハウス・オブ・ブルー・ライツ』。パーソネルは、エディ・コスタ(p)、ウェンデル・マーシャル(b)、ポール・モチアン(ds)。1959年録音。DOT Records。

 エディ・コスタのことはこれまでにもサイドメンとして参加したアルバムの中でご紹介しています。シェリー・マン『2-3-4』やタル・ファーロウ『タル』です。スタジオ・ミュージシャンとして売れっ子になりますが、ジャズのレコード録音にはピアノよりもヴィブラフォン奏者としてにサイドで起用されることが多かったようです。57年にダウンビート誌でこの2部門で新人の部のポールウィナーを受賞。62年に自動車事故で31才で死亡。

 そのピアノ演奏は大変に個性的でいつでもどこでもすぐに「エディ・コスタだ!」といいあてることができるほどに特徴的です。打楽器のような独特のタッチ・センス、濃厚なブルージー・フィーリング、ハード・ドライビングを支える小気味よい抜群のテクニック。これはヴィブラフォン演奏にも通じるものがあります。本作の『ザ・ハウス・オブ・ブルー・ライツ』はコスタの唯一のピアノ・トリオ作品です。コスタの代表作として名作の誉れ高く、ジャズ・ピアノ・ファンのコレクションに加えられるべき1枚としてお勧めのアルバムです。

 全6曲。耳慣れない興味深い演奏ですが、ジャズ・フィーリングに満ち満ちていることがすぐにわかると思います。また、高音から低音までピアノを目一杯に鳴らします。特に低音側を多用することによって色合いが特徴付けられています。それに強烈なブル-スのセンス。名バラッドの2.MyFunnyValentineも濃ゆいブルースとして表現されており風変わりな解釈が独創的です。3.Dianeはペッパーの曲とは異なるようですがタッチ・センスの素晴らしさを感じとれる演奏が好ましく感じられます。

1. The House of Blue Lights
2. My Funny Valentine
3. Diane
4. Annabelle
5. When I Fall in Love
6. What's to Ya

詳しくはamazon.co.jpでどうぞ。→ Eddie Costa /The House of Blue Lights

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