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ジョージ・シアリング/九月の雨

JAZZ Piano 2

2005年04月09日

september_in_rain.jpeg George Shearing/ September in the Rain

 今日はジョージ・シアリング・クインテットです。洗練されたクール・ジャズの名作『九月の雨』。ピアノとヴィブラフォンとのユニゾンによる演奏には独特のエレガントな雰囲気があります。パーソネルは、ジョージ・シアリング(p,accord)、チャック・ウェイン(g)、ジョン・レヴィ(b)、デンジル・ベスト(ds)、マージョリー・ハイアムス(vib)。1949年、1950年録音。Verve。

 ジョージ・シアリングのピアノ・クインテットの演奏を休日前の静まりかえった深夜にそっとBGM代わりに流したりしますと実によい雰囲気になって満たされた気分が広がりますね。何といいまますか、落ち着いた気品があるのですね。シアリングの音楽がナット・キング・コールやシナトラと同様にジャズ・ファンだけでなく一般の音楽ファンにも高い人気があることになるほどとうなずけるのですよね。

 ジョージ・シアリングは1919年ロンドン生まれ。生来の盲目です。47年に米国に渡り、49年にピアノ、ヴァイブ、ギター、ベース、ドラムスの編成の定番コンボをスタートさせます。ブロックコードを用いたプレイと室内楽的な演奏によってアメリカで大衆的な人気を得ることになります。作曲家としても、「バードランドの子守歌」や「コンセプション」など有名曲を作っています。70年代以降も活躍をしておりクインテットでなくピアノトリオや歌手との共演など多くのアルバムを残しています。

 本作は全25曲。49年から50年にかけての音源を編集したベスト盤です。いずれも3分くらいまでの短い演奏です。シアリングはピアノ以外にもアコーディオンを演奏しています。ブロック・コードとはトップノートのオクターブ下に同じラインを入れて使うのですが、シアリングの場合には左手のメロディーをレガートで弾くのがコツになっているとのこと。 

1.SEPTEMBER IN THE RAIN
2.GOOD TO THE LAST BOP
3.BOP, LOOK AND LISTEN
4.I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
5.THE CONTINENTAL
6.NOTHING BUT DENZIL BEST
7.EAST OF THE SUN
8.IN A CHINESE GARDEN
9.IN A CHINESE GARDEN
10.CONCEPTION
11.I'LL REMEMBER APRIL
12.LITTLE WHITE LIES
13.CARNEGIE HORIZONS
14.JUMPIN' WITH SYMPHONY SID
15.NOVEMBER SEASCAPE
16.HOW'S TRIX?
17.CHANGING WITH THE TIMES
18.STROLLIN'
19.WHEN YOUR LOVER HAS GONE
20.AS LONG AS THERE'S MUSIC
21.ROSES OF PICARDY
22.FOR YOU
23.MOVE
24.PICK YOURSELF UP

iTunes Music Store では試聴可能です。→George Shearing - 九月の雨 George Shearing/九月の雨

詳しくはアマゾンでどうぞ。→ George Shearing/ September in the Rain

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投稿者 Jazz Blogger T : 09:58 | トラックバック

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