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ケニー・ドリュー&ニールス・ペデルセン/デュオ・ライブ・イン・コンサート

JAZZ Piano 2

2005年05月07日

duo_live.jpeg Kenny Drew&Niels Pedersen/ Duo Live in Concert

 今日はケニー・ドリューとニールス・ペデルセンのデュオ・アルバムです。ニールズ・ペデルセンは先月4月に58才の若さで亡くなったとのことで、私にとってすぐに思い浮かんだのがこのアルバムというわけです。パーソネルは、ケニー・ドリュー(p)、ニールス・ペデルセン(b)。1974年6月8日、オランダ・ユトレヒトのHet Hochtでのライブ録音。

 ペデルセンといいますと、ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセンと呼ぶ方が私には馴染みがありますが、そのベース演奏は、通常、左手人差し指は中指を添えて押えるところを各指一本でギターを弾くように弾くことからピチカートの速弾きを可能として超絶技巧のテクニシャンと言われてきました。1946年デンマーク生れで、終生コペンハーゲンを拠点に活動しています。ケニー・ドリューとは70年代前半よりスティープル・チェイス・レーベルに続けざまにデュオやトリオ作品を発表しています。ちなみに、ケニー・ドリューは既に93年に亡くなっています。

 この二人の残した作品として『デュオ』『デュオ2』『ダーク・ビューティ』など他にも有名なアルバムがありますが、ライブ盤である本作が最もよく聴きこんだ親しみのある作品となります。落ち着きがあって大人のジャズの醍醐味も感じ取るとることができますね。ドリューのピアノが力みの無い自然体な上、流石に流麗でピアニスティックな演奏をしています。ペデルセンは時に重いリズムを刻んで全体を引っ張り、時にメロディアスな演奏でアクセントをつけたりと、ベースとは思えない自在な演奏と高い音楽性を感じさせてくれます。
 
1. In Your Own Sweet Way
2. My Little Suede Shoes
3. You Don't Know What Love Is [#]
4. My Shining Hour
5. Viking's Blues
6. Oleo [#]
7. You Don't Know What It Means to Miss New Orleans [#]
8. Serenity
9. All Blues [#]
10. Trubbel
11. There's No Greater Love
12. Oleo
([#] 印はボーナストラック)

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