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ニューヨーク・トリオ/過ぎし夏の想い出

JAZZ Piano 1

2005年01月27日

the things we did lst summer.jpg New York Trio / The Things We Did Last Summer

 今日は最近よく耳にするニューヨーク・トリオを聴きましょう。ピアノのビル・チャーラップはいい味を持った旬のピアニスト。素晴らしい音質で安らぎのあるジャズをじっくり満喫できる一枚です。パーソネルは、ビル・チャーラップ(p)、ジェイ・レオンハート(b)、ビル・スチュアート(ds)。2002年NY録音。Venusレコード。

 今日はちょいと息抜きをしたいと思いましてニューヨーク・トリオにしました。50~60年代のモダン・ジャズを聴くにはそれなりの覚悟というか身構えが必要になるようで、連日直球勝負では疲れがあとに残って蓄積してゆくようですね。このビル・チャーラップのピアノ・トリオの演奏は大変心地よいものでして、聞き流しているだけでもほんわかといい気持ちになってくる類の音楽です。

 週末ということでのんびりゆきまますね。先週と先々週の2度に渡り、三宮センター街のHMV(ジュンク堂の地下)に行きましたら、ニューヨーク・トリオの新譜「星へのきざはし」(4作目)が出てましたので、しっかりと試聴してまいりました。2回に分けてほぼ全曲を立ち聞き(苦笑)で堪能してしまいましたね。1曲目の「恋人よ我に帰れ」でのチャーラップの粒立ちのよいピアノの音色には寒いぼの立つような快感を覚えましたですよ。

 ヴィーナス・レコードはエディ・ヒギンズじっちゃんでいつもお世話になってますが、とても音質が良好なのです。ピアノ・トリオ演奏ながらベースとドラムに臨場感があって演奏自体がそこそこであれば十分に満喫できるというものですね。本作の「過ぎし夏の想い出」は彼らトリオの2作目に当たります。ビル・チャーラップの歯切れのよいピアノが何といっても魅力的ですね。

 4.How high the moonや6.You'd be so nice to come home toあたりの感触がほどよい加減で私にはとても好ましいです。少しアップテンポでスインギーな方がよいみたいです。標題曲の2もいい感じです。1と5はピアノ・ソロです。スロー・ナンバーも多く十分に楽しめる一枚です。それに、ドラムのブラシュやスネアの音がすぐ目の前で演奏しているような錯覚に陥るほどにリアルです。エディ・ヒギンズのアルバムよりはずっと真摯で本格的な現代ジャズ。個人的には新譜も早く購入したいところですが、本作を聞き飽きるまでもう少し我慢することにします。

1.いそしぎ
2.過ぎし夏の想い出
3.いつの頃から
4.ハウ・ハイ・ザ・ムーン
5.モナリザ
6.帰ってくれたらうれしいわ
7.ペーパー・ムーン
8.恋去りし時
9.時のたつまま

HMVでは新譜の試聴が可能です。→ ニューヨーク・トリオ/星へのきざはし

詳しくはamazon.co.jpでどうぞ。→ New York Trio / The Things We Did Last Summer

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お蔭様で本日のところ音楽ジャンルで30位と上々です。ありがとうございます。

投稿者 Jazz Blogger T : 20:51 | トラックバック

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