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シルビア・テレス/アモール・エン・ハイ・ファイ

_Bossa Nova / MPB

_Popular Music

2005年03月04日

amor.jpeg Sylvia Telles/ Amor em Hi-Fi

 今日はボサノヴァの名歌手シルビア・テレスの初期の名作『アモール・エン・ハイ・ファイ』をご紹介しましょう。ボサノヴァがまだ世界的に大ヒットする前の1960年に録音されています。リオデジャネイロ出身のシルビア・テレスはボサノヴァの勃興期を代表する歌手。66年に32才の若さで交通事故死しています。

 私にとってボサノヴァの女性歌手といいますとまずこのシルビア・テレスが思い浮かびます。他にもエリス・レジーナ、アストラッド・ジルベルト、ナラ・レオンらが有名ですね。テレスはボサノヴァ初期に活躍して若くして亡くなったということで、その素敵な歌声と残された名唱などで特に印象に残る歌手です。

 テレスの歌は何枚かのアルバムで知るのみですが、その味わいのある歌声は哀歓とキュートさが混ざり合った素晴らしいものです。本作はテレスの魅力を伝える代表的な1枚です。ジャジーな演奏もあり個人的に特に好んで聞くアルバムです。

 全11曲。オーケストラをバックにボサノヴァやジャズ・スタンダードをじっくりしっとりと歌います。7.ジンジや9.ワン・ノート・サンバはとても有名なジョビンの曲ですがシルビアの歌はそれらの曲の定番と思えるほどに素晴らしい内容です。2のジャズ・スタンダードのメドレーでもとても味わいがあります。3.コルコバド、4.テテも文句なくいいです。10や11なども何とも素敵な歌唱です。10では立派な仏語も披露していますね。こうして1曲ずつじっくり聴きますと、ほんとテレスの素晴らしさがよくわかります。

1.SAMBA TORTO
2.ALL THE WAY/THE BOY NEXT DOOR/THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME 
3.CORCOVADO
4.TETE
5.SE E TARDE ME PERDOA
6.CHORA TUA TRISTEZA
7.DINDI
8.OBA-LA-LA
9.SAMBA DE UMA NOTA SO
10.GARDEZ MOI POUR TOUJOURS
11.NAO GOSTO MAIS DE MIM

詳しくはamazon,co.jpでどうぞ。→ Sylvia Telles/ Amor em Hi-Fi

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