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マイルス・デイヴィス/ラウンド・アバウト・ミッドナイト
JAZZ Trumpet
2005年01月01日
Miles Davis / Round About Midnight
新年明けましておめでとうございます。年明け第1弾はまずもってマイルス・デイヴィスといきましょう。ラウンド・アバウト・ミッドナイト。人気盤です。パーソネルは、マイルス・デイヴィス(tp)、ジョン・コルトレーン(ts)、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。1956年NY録音。
1曲目のセロニアス・モンクの名曲ラウンド・ミッドナイトは有名過ぎて説明するまでもない演奏ですね。昔20年以上くらい前にオールナイトニッポンという深夜ラジオでタモリがパーソナリティをやっていた毎週水曜日、この曲が番組のエンディングに流れていました。午前1時から始まって午前3時の終了ということでこの曲が流れてくると残念もうおしまいという感じでしたね。ブルーなマイルスのトランペットと後に続くジョン・コルトレーンの力強いテナーとの対照の妙が印象に残る名演です。
ちなみにタモリさんは早稲田大ジャズ研でトランペットを吹いていたとか。また、同番組のコマーシャル毎に流れていたのが、ベン・シドランのアルバム「 ドクター・イズ・イン 」に収録のシルバーズ・セレナーデという趣味のよい素敵な曲でしたね。ホレス・シルバーの曲です。
本作ラウンド・アバウト・ミッドナイトは全10曲と、CD盤では4曲が追加されています。私のお好みは、何といってもバイ・バイ・ブラックバードとオール・オブ・ユーでして、これらのキュートな演奏を聞くために何度レコードをタンーテーブルに載せたことでしょう。マイルスのミュート・トランペットはオシャレでブルー、コルトレーンのテナーは品格があって何よりフレシュな感覚です。マイルスの静とコルトレーンの動という対比。それにやはりレッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョージョーンズという当時最強のトリオのバッキングが全体を引き締めています。ガーランドの気品があってグルーヴィーなピアノ、重心低いが歌心のあるチェンバースのベース、絶妙なタイム感覚とバランスを持つフィリー・ジョーのドラムと、このリズム隊は贅肉の無い引き締まった筋肉質を連想させます。
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投稿者 Jazz Blogger T : 21:33 | トラックバック
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