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J.R.モンテローズ/J.R.モンテローズ

JAZZ Sax 1

2005年02月12日

J.R.Monterose.jpeg J.R.Monterose / J.R.Monterose

 今日はJ.R.モンテローズの初リーダー作「J.R.モンテローズ」です。モンテローズは独特な間の取り方と豪放なテナーが印象深い白人テナー。本作はホレス・シルバーを迎えたハードバップの快作です。パーソネルは、アイラ・サリヴァン(tp)、J.R.モンテローズ(ts)、ホレス・シルヴァー(p)、ウィルバー・ウェア(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。1956年録音。BlueNote 1536。

 J.R.モンテローズは本名フランク・アンソニー・モンテローズ,Jrといい、1927年デトロイト生れ。J.R.というのはジュニアの意だったのです。ジュニアというのは英語名でよく見かける同名の息子のこと、そうケニー・ドリューもJrがいて最近活躍していますよね。

 1956年のJ.R.モンテローズは、1月にミンガスの「直立猿人」、5月にドーハムの「カフェ・ボヘミア」、そして10月に本リーダー作を録音しています。当時ハードバップ全盛期の名盤に足跡を残していまして相当に注目されたテナーだったようです。あまりリーダー作がないのでジャズ・ファンにはとても気になる存在ですよね。

 特に直立猿人での演奏が鮮烈な印象を残しました。2管と思えない奥深いサウンド、それにマクリーン同様に個性的な音とフレージング。ただミンガスの統制が行き届いていたためその直後に自由を求めてミンガスの元を離れてドーハムのグループに移ります。一緒に出ようとしたジャッキー・マクリーンはミンガスの怒りに触れ鉄拳をくらったというエピソードがありますね。

 本作は、当時ジャズ・メッセンジャーズのアイラ・サリヴァンというトランペッターと、ホレス・シルバー以下強力なリズムを従えてのファンキー調の一枚です。モンテロ-ズの特徴あるテナーを存分に味わえます。全6曲。いずれもミディアム~ミディアム・アップ・テンポの機嫌のよいハードバップです。1,3,4がモンテローズのオリジナル曲。

1. Wee-Jay
2. The Third
3. Bobbie Pin
4. Marc V
5. Ka-Link
6. Beauteous

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投稿者 Jazz Blogger T : 20:45 | トラックバック

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