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ソニー・クラーク/ソニー・クラーク・クインテッツ

JAZZ others 2

2005年03月18日

sonny clark quintet.jpeg Sonny Clarkl/ Sonny Clark Quintet

 今日はソニー・クラークの『ソニー・クラーク・クインテッツ』です。パーソネルは、1~2が、アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)、ソニー・クラーク(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)、1958年1月5日録音、3~5が、クリフ・ジョーダン(ts)、ケニー・バレル(g)、ソニー・クラーク(p)、ポール・チェンバース(b)、ピート・ラロッカ(ds)、1957年12月8日録音。BlueNote1592。

 本作はBNの番号が付いているにもかかわらずお蔵入りになってしまったアルバム。約20年後の1977年に日本で日の目を見ることになります。これほどのアルバムが発売に至らなかったというのは不思議ですが、日本でこそソニー・クラークは人気ですが米国ではそれほどでもないようでその象徴的な出来事だと思います。

 アルフレッド・ライオンは作曲に才のあるソニー・クラークを第2のホレス・シルバーに仕立てようとクインテット演奏に盛んに起用しています。『ダイヤル・S・フォー・ソニー』『ソニーズ・クリブ』『ソニー・クラーク・クインテッツ』『クール・ストラッティン』といった1957~58年の4枚のリーダー作はいずれもソニー・クラークの代表作といえる高水準のハード・バップです。

 1~2は『クール・ストラッティン』からの曲。3~5が一ヶ月前の録音です。勿論この最初の2曲は『クール~』の延長線として十分に聞き応えがあるのですが、残りの録音がこれまた最高に素晴らしいのですね。ハンク・モブレイにケニー・バレル!それにクラークの組み合わせは極上に「よし!」です。シャキっとした感じはないけれどグルーヴ感では人後に落ちない3人が次々とこれでもかというくらいにイカしたソロを繰り広げています。クラークも乗りに乗って絶好調。

 3.Minor Meetingではクラーク→ベレル→モブレイの順でソロをとります。クラークのソロはまさしく圧巻です。ケニー・バレルも流石に渋い演奏です。4.Eastern Incidentではモブレイ→バレル→クラーク→チェンバースの順。5.Little Sonnyではバレル→モブレイ→クラークといずれも微妙に異なる順です。モブレイもいつもの快調なソロです。

1.Royal Flash
2.Lover
3.Minor Meeting
4.Eastern Incident
5.Little Sonny

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