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ケイ・リラ/インフルエンシア・ド・ジャズ

_Bossa Nova / MPB

_Popular Music

2005年03月19日

kay lyra.jpeg Kay Lyra/ Influencia Do Jazz

 今日はボサノヴァの大御所カルロス・リラの娘ケイ・リラのデビュー・アルバム『インフルエンシア・ド・ジャズ』。Bossa Novidade(新機軸ボッサ)の一つです。パーソネルは、ケイ・リラ(vo)、マウリシオ・マエストロ(arr,g,vo)、ジョルジ・エルダー(b)、ヒカルド・コスタ(ds)、ホベルチーニョ・シルヴァ(perc)、ヒカルド・ポンチス(as,fl)、マルセロ・マルチンス(ts)、パウロ・セルジオ・サントス(cl)、シキート(g)、クラウヂオ・ギマリャンィス(g)他。2004年リオ録音。

 カルロス・リラはジョビンらが第1世代とすれば第2世代に当る著名な男性ボサノヴァ歌手&作曲家です。本作にも収めれられている1.Voce E Eu(あなたと私)や6. Influencia Do Jazz(ジャズの影響)などの有名曲もカルロス・リラの曲です。このカルロス・リラを父に米国女優のケイト・リラを母に生れたのがケイ・リラです。米国のバークリー音楽院で学びやドイツでオペラなどもかじったとのこと。1998年よりブラジルのリオを中心に音楽活動を開始しその美貌からモデルを兼業。本作は昨年秋に出たデビュー・アルバムです。

 ボサノヴァは大御所の娘達の台頭が目立ちますが、一部には日本で作られて本国ブラジルに逆輸入されるパターンが増えてきているとか。本作もそうした1枚のようです。全13曲。決して悪くないです。声質はよいですし、しっとり歌う情緒はさすがにリラの娘という感じですね。ボサノヴァの歌手ってうまいのだか下手だかわからない方が多いですし、センスがあれば決して上手くなくてもサマになるってところがありますからね。

 全体のアレンジもオーソドックス、正統派です。上質のボサです。この1曲目1.Voce E Euを聞きますとボサノヴァ特有のほんわかとした暖かみを感じてとてもいい気分になります。2. Sim, Deve Ser Amorや3. Forestも素晴らしい。それと、4が日本語なんですが、これがちょっと微妙です。日本語で聞くと少し変な感覚になりますね。10. Ne Me Quitte Pasは仏語ですがね、まだこちらは違和感それほど感じません。あと英語とポルトガル語の全4ケ国語です。

1. Voce E Eu
2. Sim, Deve Ser Amor
3. Forest
4. Sambinha Bacana
5. With A Song In My Heart
6. Influencia Do Jazz
7. Saudade Fez Um Samba
8. Minha Namorada
9. Tea For Two
10. Ne Me Quitte Pas
11. Nenem
12. O Negocio E Amar
13. Foolish Summer

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