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デイブ・パイク/パイクス・ピーク
JAZZ others 1
2005年02月02日
Dave Pike / Pike's Peak
今日はデイブ・パイクというヴィブラフォンの名手です。ビル・エヴァンスを迎えてのカルテット演奏の「パイクス・ピーク」はグルーヴィーなヴァイブを堪能できるお勧めの一枚です。パーソネルは、デイブ・パイク(vib)、ビル・エヴァンス(p)、ハービー・ルイス(b)、ウォルター・パーキンス(ds)。1962年NY録音。
本作は62年初頭の録音ということで、ビル・エヴァンスにとっては盟友スコット・ラファロを亡くして数ヶ月の時期に当ります。呆然自失とのことですがやはり絶頂期ですのでところどころに鋭いタッチの冴えが感じられます。そして意外といえばデイブ・バイクさんに失礼かもしれませんが、そのヴィブラフォンがエヴァンスに引けをとらず、いやむしろ圧倒するほどにアーシーなジャズの本質的な魅力を聞かせてくれるのです。
ビル・エヴァンスなどビッグ・ネームが参加しているからまあ聞いてみる価値がありそうだなという購入動機がごく普通だと思いますが、それが全く予想外な結果が出るというのはたまにあることではありますが、まさに本作はそういうケースにピタリと当てはまります。パイクのヴァイブはジャス・スピリットが横溢しており、渋すぎるソロがグルーヴ感を醸し出しています。実によいアルバムなのですね。
63年のダウンビート誌国際批評家投票でヴィブラフォンの新人部門第1位です。69年にはデイブ・パイク・セットというグループを結成してヨーローッパを中心に絶賛を博します。
全5曲。いずれの演奏でもパイクのヴィブラフォンが素晴らしい出来です。エヴァンスよりも明らかに輝いてます。2.In A Sentimental Moodでのソロなどには痺れますね。キース・ジャレットのような唸り声が聞かれますがあまり気にならないです。
1. Why Not
2. In A Sentimental Mood
3. Vierd Blues
4. Besame Mucho
5. Wild Is The Wind
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お蔭様で本日のところ音楽ジャンルで34位と健闘中です。ありがとうございます。
投稿者 Jazz Blogger T : 23:42 | トラックバック
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