メイン・ページ > _Popular Music > 日向敏文/アイシス
日向敏文/アイシス
_Popular Music
2006年03月11日
今日は春の気配を感じさせるのんびりした休日の昼下がりを久しぶりに自宅でゆっくり過ごしながら日頃聞けない音楽を楽しみました。その中で特に、日向敏文さんのピアノ・ソロに身を委ねていますと忙しい日常では容易には感じがたい幸せな気分になれたのでした。このありがたい感覚を記すべく筆をとりました。
1988年イタリアはローマのセントマリア大聖堂で録音されたというピアノの清らかな音がまずもって薄汚れたわが魂を浄化してくれるかのようです。残響がこだまする透明な心地よい響きがこの我が家の居間をも別世界にいざなってくれるのですね。その淡白ながら心に訴えかけるメロディがひたすらに美しく輝いているのです。
ラベルやスクリャービンのピアノ曲のような洗練された構築美や品格はないにしても、俗に落ちないポピュラリティとシンプルな耽美感が身近で理解しやすい音楽となっています。全14曲、いずれも数分の小品ながら魅力に満ちた印象的なピアノ演奏です。リラックスしながらこのピアノを聞いていますと私は心の底から癒されます。
1. Ode to Unknown
2. Last Troubaudour
3. Anxiety
4. ISIS
5. Xenon
6. Avenus..., Last Year
7. More
8. Rondeau
9. Ombra Azzura
10. Ritz Song
11. Soliloquy
12. A Remark You Made
13. I'ii Always Remember
14. Epilogue
どれも甲乙つけがたい美しくて清らかな日向ワールドなのですが、敢えて好きな曲を選ぶとすれば、8曲目のRondeauですね。荘厳で構造的な美が光り輝いています。と、ここまで書いて、すでに過去エントリに本作品を取り上げていることに気がつきました(笑)。2004年9月と1年半くらい前ですが。
詳しくはアマゾンでどうぞ。→ 日向敏文/アイシス
投稿者 Jazz Blogger T : 09:39 | トラックバック
« 最近iPodで聞いている曲 | メイン | スティーヴ・キューン/リメンバリング・トゥモロウ »
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://dellton.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/505