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ホロヴィッツ/スクリャービン・アルバム

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2004年08月21日

B00005G825.09.LZZZZZZZ.jpeg スクリャービン・アルバム/ウラディミール・ホロヴィッツ

 こんにちは。スクリャービンのピアノ曲は私のFavoritesです。特にこのホロヴィッツの弾くスクリャービンは別格の最高です。クラシックはあまり熱心なファンではないのですが、ピアノ曲などの器楽曲や協奏曲は結構好んで聴いています。特に、ラベルとスクリャービンがお好みで、バッハ、モーツアルト、ショパン、シューマン、ラフマニノフらもよく聴きます。スクリャービンという作曲家をご存知の方も多いと思います。ラフマニノフと同世代のロシアの作曲家です。例えば次のような紹介サイトもありますのでご参考に。→日本人のためのスクリャービン

 このスクリャービンのピアノ曲が何とも魅力がありまして、一度その虜になりますとクセになるというそういうタイプの音楽です。晩年は神秘主義という思想にはまり難解な音楽になってしまいましたが、初期中期のピアノ小品はショパンのピアニズムに濃厚なロシア的ロマンが溶け合ったような惹きつけて離さない魅力があります。
 ホロビッツは幼い頃にスクリャービンに会っているとのことですが、スクリャービンのピアノ曲を数多くレコードに残しています。ショパンやシューマン、スカルラッティらの華麗なピアニズムを要求するピアノ曲を得意とする20世紀最大のピアニスト、ホロビッツが奏でるスクリャービンはテクニックに裏打ちされた一点の曇りもない造形美と悪魔的とさえいえるロマンティシズムなど他の追随を全く許さないものでしょう。アシュケナージのソナタ集も有名ですがホロビッツのスクリャービンが私には圧倒的に好ましく思えます。
 B面はちょっととっつきにくいですが、A面1~8はいずれも素敵な小品です。1のアルバム・リーフという簡潔だけど素晴らしいモチーフの小品にまず驚かされることでしょう。

1.アルバム・リーフop.45-1
2.エチュード第2番嬰ヘ短調op.8-2
3.エチュード第11番変ロ短調op.8-11
4.エチュード第10番変ニ長調op.8-10
5.エチュード第8番変イ長調op.8-8
6.エチュード第15番嬰ヘ長調op.42-3
7.エチュード第16番嬰ヘ長調op.42-4
8.エチュード第17番嬰ハ短調op.42-5
9.ピアノ・ソナタ第10番ハ長調op.70
10.2つの詩曲op.69
11.焔に向かって(詩曲)op.72

詳しくはアマゾンでどうぞ。→ スクリャービン・アルバム/ウラディミール・ホロヴィッツ

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