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エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン/エリス&トム

_Bossa Nova / MPB

_Popular Music

2004年09月24日

Elis&Tom.jpeg Elis Regina&Antonio Carlos Jobim/ Elis&Tom
 
 こんにちは。今日はボサノバから1枚を選んでみました。当然のごとくアントニオ・カルロス・ジョビンのものとなります。これはここ5年くらいで最もよく聴いているCDだと思います。エリス・レジーナという最高の女性ボサノバ歌手を迎えてのデュエットもありの74年録音です。全曲ジョビンの作です。

 ボサノバを聴き出したのは、学生時代にジャズとして聴いた"ゲッツ・ジルベルト"を別にすれば、30歳を過ぎてからです。もちろん、ジャズにはボサノバ風の演奏がそこかしこに多々ありますので区別すること自体あまり意味ないことかもしれませんが。まあアントニオ・カルロス・ジョビンのことを偉大な音楽家と認識したのが意外と遅かったということですね。
 数多くの有名曲を作曲しています。味わいのある曲、噛めば噛むほどいい味の出てくる曲の何と多いことか。ボサノバという音楽を世界共通のものとしたという功績はこのジョビンの作り出した曲たちに大きく依存しているのではないかと私は思います。
 このアルバムに収められている曲について触れておきますと、大変有名なコルコバード以外にはどの曲もそれほどメジャーというものではありません。しかし、よく聴きますとどれも味があってほんと素晴らしいと思えるものもあります。私にとって繰り返し聞きたくなるアルバムというのは、心地よさに加えて聴くたびに何か新しい発見をする醍醐味があるものということになります。このジョビンとエリスのアルバムはまさにそんな魅力を持った音楽です。特にお気に入りを挙げますと、1,三月の雨、5.トリステ、6.コルコバード、8.白と黒のポートレイト、9.もう喧嘩はしない、11,フォトグラフ、13.バラに降る雨、14.無意味な風景、などになります。エリスの透き通った声としっとりと歌うバラッドには降参です。ジョビンの歌声にもそのうち慣れてくるのですね、不思議と。

JR.comでは試聴可能です。→ Elis&Tom

詳しくはアマゾンでどうぞ。→ Elis Regina&Antonio Carlos Jobim/ Elis&Tom

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