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アフィリエイト最近の雑感

2006年11月26日

 この秋からこれまでサイト更新に気合を入れていたせいか、アフィリエイトが先月今月と好調が続いています。そんな状況は別にしても、ここのところアフィリエイトについて考えることが日常的になっていることもありますので、今日は少し思うところを徒らに綴ってみたいと思います。

 アフィリエイトを始めてすでに2年以上が経ちますが、少しずつ収入が増えてきていることに少しの満足感を抱きつつも、何というのでしょうか、いくつかの漠然とした不安が脅迫観念のように付きまとっている今日このごろではあります。検索エンジン頼りの私のアフィリエイト・サイト運営は、いつ急にアクセスが激減するかわからないという潜在的恐怖感が悪魔のようにすぐ背後に居座っているということです。
 
 私の毎朝習慣的に行うPC作業はメールチェックの他に主に2つあります。一つは各ASPでの前日の売上や訪問者数チェック、それともう一つはアクセス解析による各サイトへのアクセス状況チェックです。前日と変わらずか、幾分かの上昇を見て安堵することが何よりの精神安定剤になっていますね。ちなみに、昨日や本日などは、会社仕事が休みということもありますものの、家族が全員まだ寝静まっている朝7時くらいに起き出してPCチェック、その後また布団に入って結局家族の中で最後に起きるというパターンでした。

 まあ、こうした瑣末なことは大したことはないとしても、こうしたアフィリエイト活動に費やしている日々のエネルギーを私なりに少し振り返ってみますと、何だかこれって結構に効率悪いんでないかい?、という印象になりつつあります。この月々数万円をアルバイト的に儲けるために費やしている労力を、もし本業のサラリーマン活動にまともに真摯に使っていたら、年俸制の会社でしたら年間100万そう月10万弱くらいの額は実績を出せば何とかなるのでは?という気がしないでもないのですね。

 アフィリエイトで月に100万円以上の高額を稼いでいらっしゃる先輩諸氏も大勢いますので、そうした上限を見上げれば、よし私もやったるで!というはやる気になるのですが、現実的に2年以上やってきて今の現状がある、そんな我が実力を鑑みますとやはりそうそう容易なものでないと一人ごちるというわけです。 

 アフィリエイトってのは魔力がありますね。努力の結果が確実に結果に反映しますので。ただ、その罠に嵌り込むとなかなか抜け出せない、運良く突き抜けることができればそれはそれでハッピーとなるのでしょうが、凡人が凡人並みのところに落ち着いたしてもそれは深い泥沼の世界かも知れません。もっとこれとこれとあれとあれと、とにかく得られる情報を駆使して時間と努力をそこに費やせばきっと今の何倍も稼げそうに思える、そんな状況が確かにおぼろげに見えている、今の私はそんなところです。決して才能はないけれど着実に日々努力は継続できる、と。

 今の自分にとってさらに踏み込んでこうした閾値を越えるレベルに突っ込むべきか否か、私は実のところ途方にくれています。内心では明らかに否なのですが。自分ですべてをコントロールできるほどにこのインターネットの世界が予測可能な対象であれば躊躇なく踏み込めるのですが、漠として捉えどころがなくて進化途中、いつ大嵐に巻き込まれるか分からないこの大海原に孤軍漕ぎ出す筏船のようなものなのではないかと思われるのです。

 私の本業がメーカーの技術者ということもあってか、競争に勝てる独自技術があれば何とかなるのでは?という気がしないでもないですが、ITプログラミングで差別化できる技術をいまさら個人では持ちようがないので、今少し勉強しているPHPをベースにしてその独自の使い方に特徴を持たせることができないかとは思っています。ただ、そうしたことは今の若い頭脳たちがきっと考え尽くしているのだろうとも感じています。

 というわけで、本日の話の落ちは何なのでしょう、ということになりますね。人気サイト「アフィリエイトは我が魂に及び」さんの作者の方に私は少なからず影響を受けてアフィリエイトに未だのめりこんでいる自分がここにいます。あの「アフィリエイトは我が魂に及び」さんはアフィリエイトで毎月100万円の収入を得るに至って、いまでは「株式投資は我が魂に及び」というサイトを運営されていますが、アフィリエイトからもっと頭を使って楽して儲かりそうな株の世界に移られていらっしゃるのですね。アフィリエイトを卒業してさらに深く困難な世界に挑戦されている、インターネットではこうした生き方が可能になるのだと思います。

 ただ、この世界は本当に頭脳や運の勝負、勝てば官軍ですが負ければ何も残らない、という厳しい世界ではないかと私は思います。実社会、例えば学問の世界では価値の大小はあるものの自分のアウトプットを確実に後世に残すことができますし、実業の世界では世に出すモノやコトを通じて社会に確実に貢献することができる機会が多分にあります。このアフィリエイトをはじめとするインターネット世界では、いろいろな価値感があり、これからも新たな価値が作られてゆくのだと思います。

 その果てしない荒野に立ち向かうのは本当に夢のあることですが、一つだけ感じることは、無駄に費やすことになるかもしれない多大の労力を他の方面に費やすべき選択肢が他にもきっとたくさんあるに違いないということです。ネット世界は本当に真剣勝負の実利の世界。それだけに不毛の大地でもあるのです。運が悪ければ全く何も残らないと思います。アフィリエイト世界で小手先でお小遣い儲けに勤しむことの意義をよくよく考えてみたとき、これってやっぱ副業であって専業にするには相当の覚悟がいるに違いない、専業にしている人はとにかく立派で稀少な方、類稀な運と頭脳の持ち主だと思うのです。

投稿者 mf5w : 2006年11月26日 18:18
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